完全有観客で開催、オンライン観戦も充実

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女子エリート

順位 選手名 所属 得点
1位 大池水杜 ビザビ 69.75
2位 内藤寧々 第一学院高等学校 62.25
3位 羽山絆愛 24.75

前年大会(2021年)にて自身初タイトルを獲得した内藤寧々と、東京2020オリンピック代表であり、本大会開催地の岡山県を拠点に活動する大池水杜の一騎打ちにて争われた女子エリート決勝。

優勝は大池水杜。自身の得意技にさらなるトリックを加えた「タックノーハンドtoターンダウン」のコンビネーションや、「トランスファージャンプ」などを成功。これまで日本を牽引してきた勝負強さで、2年ぶり5度目の全日本タイトルを獲得した。

ディフェンディング王者の内藤寧々は、大池が出した「69.75点」のスコアに7.5点届かず、大会2連覇は叶わなかった。

優勝 大池水杜コメント

「今年はなんとしてでもタイトルを獲得することに集中して挑みました。

予選1本目の中盤にバイクトラブルも発生し、狙ったライディング構成ができず悔しい気持ちもありますが、勝つこと一心に最後まで走りきれ、目標としていた優勝を獲得できたことには満足しています。いつもサポート頂いている皆さんの前で走れたこと、そして良い結果を届けられとても嬉しいです。オンライン、そして会場でのたくさんの応援、ありがとうございました」

男子エリート

順位 選手名 所属 得点
1位 中村輪夢 ウイングアーク 1st 89.25
2位 小澤楓 72.62
3位 溝垣丈司 70.75

初日16日に予選、17日に決勝が実施された男子エリート。

大会3連覇中であり東京2020オリンピックの日本代表を務めた中村輪夢が、安定のライディングにてスコアを重ね予選を1位で通過。

大会2日目の決勝では、同じく中村が最初のランで「89.25点」のトップスコアを出し大会4連覇、自身5度目の全日本タイトルを獲得した。

2位にはエリートカテゴリー1年目となる15歳の小澤楓、3位には前年大会で銀メダルを獲得した溝垣丈司がそれぞれ表彰台に登った。

中村の絶対王者としての貫禄の走りと、それに続く若手次世代の活躍に観客が沸く大会となった。

優勝 中村輪夢コメント

「天候によるスケジュールや、パークコンディションの変更、そしてタイトルのかかる大会だけに、気持ちの面でのコントロールがタフな大会でした。

大会が途中で中止になり、予選の結果が採用される場合にも備え、予選から1本毎良いランを意識して、決勝でもしっかり走りをまとめ、タイトルを獲得できて嬉しいです。

今年はまだ世界選手権が残っているので、初のタイトル獲得に向けて、さらなるトリックの習得に力を入れていきたいです。

今大会はたくさんの歓声も嬉しかったです。応援ありがとうございました」

『2022BMX全日本フリースタイル選手権・フラットランド』のレポート記事はコチラ。

中川きららが2連覇、早川起生が全日本初タイトル獲得/2022全日本BMXフリースタイル選手権フラットランド

11月には世界選手権も

東京2020オリンピックで日本代表を務めた中村輪夢と大池水杜が優勝した『2022BMX全日本フリースタイル選手権・パーク』。

残り数ヶ月となった2022年だが、世界選手権やワールドカップなどが年内実施の主要大会として予定さえている。

世界レベルでの日本選手による活躍にも要注目だ。

大会名 実施競技・種目 日程 開催国
UCIアーバンサイクリング世界選手権 BMXフリースタイル(パーク、フラットランド)
トライアル
11月9日〜13日 UAE
UCI BMXフリースタイルワールドカップ BMXフリースタイル(パーク) 12月9日〜11日 オーストラリア

オリンピック種目「BMXレーシング」「BMXフリースタイル・パーク」ってどんな競技?