中長距離は、スピードレースに変化している

3/3 Page

強さの鍵を握る、ロードレースの考え方

クレイグ・グリフィン

Q:トラック中長距離におけるロード選手の活躍について、日本はごく一部の選手しか活躍していない状況です。そもそも世界と比べて日本のロードレースは大会自体のレベルが低い現状があると思いますが、打開策はありますか?

男子はレースの数もそれなりにありますし、上りが多いレースが多く見られますが、国内のレースでも能力を伸ばすことは出来ます。ですから国内をべ―スに時折海外に出る、そういった形で良いと考えています。

ただ女子は特に、レベルも強度も足りていません。今回の全日本トラックではオムニアム参加人数がわずか7人という現状があり、非常に良くない事態です。ナショナルチームの女子のトレーニングに関しては、今後は海外での活動を視野に入れる必要があると思っています。

男女ともに言えることですが、全体としてロードレースに対する選手の考え方自体を変える必要があります。まずはその点をナショナルチームで示していき、日本の自転車界に広めていければと思います。それがトラック競技全体のレベルにも将来的には影響すると考えています。

今後は更に皆さんの協力が必要 HPCJCの存在意義 全体統括ミゲル・トーレス インタビュー