今年もこの日がやってきた。

2021年12月10日~13日に実施の『第90回 全日本自転車競技選手権大会トラックレース(エリート・パラサイクリング)』、通称全日本トラック。今回は東京2020オリンピックが実施された会場、舞台は『伊豆ベロドローム』。優勝は去年に引き続き2連覇となった新田祐大。

『最後の1周は前が見えなかった』『筋肉マッチョな握力1トンの人に口をふさがれているかと思った』と語る壮絶なレースの模様をお伝えする。

開催最終日の12月13日、1kmタイムトライアル決勝。

1kmタイムトライアルはトラック4周を最も速いタイムで走った者が勝者となるシンプルな戦い。しかし走っている最中から身体に支障をきたす者、走り終わった後には脚の痛みで呻きをあげる者が出てくる過酷な、過酷なレース。

この種目には走った先に待ち構える強烈な脚の痛みと戦うべく、全国各地から19人の勇者が集った。

出場選手一覧

1 三神遼矢 日本大学
島奨乃 Team ZERO UNO FRONTIER
2 宮田龍一 鹿屋体育大学
吉川敬介 日本大学
3 堀江省吾 イナーメ信濃山形
小野豪太 早稲田大学
4 今井希 明星大学
諸隈健太郎 早稲田大学
5 菊池岳仁 JPCA
邊見竜馬 日本大学
6 新山響平 チームブリヂストンサイクリング
福田健太 中央大学
7 寺崎浩平 チーム楽天Kドリームス
8 小堀敢太 京都産業大学
9 深谷知広 Dream Seeker Racing Team
10 伊藤京介 日本大学
11 小原佑太 Dream Seeker Racing Team
12 市田龍生都 中央大学
13 新田祐大 Dream Seeker Racing Team

痛みとの戦い、スタート

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