ロンドンオリンピック銅メダリスト、アネット・エドモンソンが引退

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引退に際し、公式サイトにて長いメッセージを掲載している。ここでは一部をご紹介する。

「自転車をやめる時」が来ました

「自転車をやめる時」が来ました。

このスポーツは私に多くを与えてくれました。世界を経験し、信じられないほど刺激的な人々に出会い、そして私を強く独立した人間に成長させてくれました。両親、SASI、南オーストラリアサイクリングチーム、AIS、オーストラリアサイクリングチーム、オーストラリアオリンピックチーム、コモンウェルスゲームズ協会のすべてのスポンサーからのサポートにとても感謝しています。

私は「完璧な」アスリートではなかったかもしれませんが、私は私であることを貫き通しました。皆さんにも同じように、何かを目指したりしていても決して自分を失わず頑張ってほしいと願っています。助けが必要な時は声を上げて、周りのチームを頼ってください。計画を立て、障害にぶつかってもまたやり直すことができます。世界はあなたのものなのですから。

そうして、私は自転車をやめる選択をしました。肉体的にはあと数年続けることができるかもしれませんが、気持ち的にはやりきった思いです。オリンピック金メダル獲得という最大の目標を達成することはできませんでしたが、他のほとんどすべての目標は達成できたと思っています。

今は次の段階に向けて準備をしています(そしてワクワクしています!)。チーム、コーチ、スタッフ、チームメイト、友達、家族、スポンサー、ファンなど、携わってくれたすべての人に感謝します。

全文:アネット・エドモンソン公式サイト「ONE HELL OF A RIDE」

新しい世代へ

全4戦で実施された、初開催の 「UCIトラックチャンピオンズリーグ」は12月4日に閉幕した。この閉幕と同時に、アネット・エドモンソン含む5人の著名な選手たちが引退となった。

 

マキシミリアン・レビ(ドイツ)
エド・クランシー(イギリス)
キルステン・ウィルト(オランダ)
シモーナ・クルペツカイテ(リトアニア)
アネット・エドモンソン(オーストラリア)

東京2020オリンピックを含む2021シーズンが終了し、時代は2024年のパリオリンピックに向けて動き出す。偉大な5選手の抜けた穴を埋めるのは誰なのか、新たな世代の躍進に期待しよう。