2021年10月24日、フランス・ルーベで開催された『2021世界選手権トラック』の最終日。この日には、日本女子ケイリンに新たな歴史が刻まれた。
世界選手権に初出場の佐藤水菜が、日本人史上初の女子ケイリン決勝進出を果たし、銀メダルを獲得。日本チームにとって2018年の河端朋之、2019年の新田祐大、2020年の脇本雄太に続き、4年連続となるケイリン種目での準優勝をもたらした。
【女子短距離史上初】仕掛けて粘って佐藤水菜が銀メダル獲得/女子ケイリン・2021世界選手権トラック
この成績により、佐藤はオリンピックメダリストら世界ランキング上位選手のみが招待される「『UCIトラックチャンピオンズリーグ』への出場が決定。世界選手権後は帰国せず、そのままヨーロッパに滞在している。
日本から佐藤水菜ら5人が出場、UCIトラックチャンピオンズリーグ
More CADENCEでは佐藤選手のオンラインインタビューを実施。世界選手権の振り返り、現在の生活、そしてUCIトラックチャンピオンズリーグに向けた意気込みを伺った。
まだ悔しい!
Q:改めて、世界選手権での銀メダル獲得おめでとうございます!レース直後は「めっちゃ悔しい」とおっしゃっていましたが、今はどんなお気持ちですか?
まだ悔しいです、めちゃくちゃ悔しかったですね。メダルの色もそうですが、納得いく走りができなかったことが一番悔しいです。
Q:決勝のレースは“突っ張り切られる”展開になりました。脚力の違いなどは感じたのでしょうか?
脚の違いは感じましたが、とにかく自分が「絶好の展開なのに焦ってしまった」部分がありました。強い選手に囲まれたことで走る直前から萎縮してしまい、力を出し切ることができず、中途半端なレースをしてしまったと感じています。