まだ悔しい!

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横で見ると「いいな」と思う

Women's Keirin Podium / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, FRIEDRICH Lea Sophie(GER)リー ソフィー・フリードリッヒ,SATO Mina(JPN)佐藤水菜, TYSHCHENKO Yana(RCF)ヤナ・ティシュチェンコ

Q:佐藤選手が銀メダルを獲得したことで、日本はケイリン種目で4年連続でのメダル獲得となりました。結果としてはあと”一つ”でしたが?

レース直後は胸がいっぱいで、興奮していました。優勝した選手がジャージに手を通す瞬間は、羨ましいなと思いましたね。

Q:レインボージャージに憧れはありますか?

今まではありませんでした。でも、実際に隣で実物を見てしまうと「いいな」と思ってしまいました。レインボージャージは、努力の賜物が評価されたもの。欲しいと思っても簡単に手が届くものではないです……。

スペインでの生活

Q:マヨルカ島に渡って約2週間、現在の生活はいかがですか?

生活にはだいぶ慣れました。道も覚え、顔見知りも増えました。練習は屋内ドームで、 “いつも通り”とはいかずとも順調に行えています。

Q:手元の「ヌテラ(チョコレート風味のスプレッド)」カップに、スペインの風を感じます(笑)

これは先日スーパーで手に入れた、一目惚れしたカップです。お気に入りなんです(笑)

UCIトラックチャンピオンズリーグを目前にして

Women's Keirin / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, SATO Mina(JPN)佐藤水菜

Q:UCIトラックチャンピオンズリーグ初戦を控えていますが、いまのお気持ちは?

緊張は特にしていなくて、イベント色の強いレースということもあり楽しみに感じています。あと、競技経験・国際大会の経験があまりないのですが、その経験値を一気に上げることができるような気がしています。1年かけて2回しか参加していなかった国際大会(5月の香港ネーションズカップおよび10月の世界選手権のこと)が、たった2ヶ月で5回です。大事な期間をもらえたと思っています。

Q:今回はナショナルチームとしての参戦ではありませんが、周りからのサポートは?

基本的に航空券やホテルなどの手配は自分たちで頑張っています。コーチたちも来てくれていて、トラックを借りて自転車の運搬をするなど、移動面でお世話になっています。特にクレイグ(グリフィン)コーチには移動だけでなく、大事な部分での英語でのサポートなど、本当にお世話になっています。

この期間は次に繋がるすごく良い経験になっています。自転車の梱包や組み立て、ホテルでの生活など、自分たちだけの力でやりきることは毎日が学びの連続です。

Q:UCIトラックチャンピオンズリーグは、スピードチャンネルとGCNでの放映が決まっています。応援してくださる方たちに一言お願いします。

とにかく頑張ります!今回の大会は、3人制のスプリント、ハイレベルなケイリンを1日で行う、過酷なレースとなります。私が成長するための大切な一戦になるはずです。勝ちにこだわるのはもちろんのこと、大会を通して得られる経験を今後に繋げていきたいです。