決勝
【出走選手】
佐藤水菜
ローリン・ジェネスト(カナダ)
ヤナ・ティシュチェンコ(ロシア)
マダリン・ゴドビー(アメリカ)
リー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)
ダリア・シュメレワ(ロシア:棄権)
決勝は、準決勝での落車が影響したシュメレワが棄権して、5人での勝負となった。
レースはフリードリッヒ、佐藤、ジェネスト、ゴドビー、ティシュチェンコの順で周回を重ねていく。
残り3周、ペーサーが退避して本格的な戦いが始まると、まずは最後尾のティシュチェンコが佐藤の横まで上がってくる。先頭のフリードリッヒが後方を確認しながらスピードを上げ、佐藤は2番手の位置でフリードリッヒの後に続く。思ったよりも先頭のスピードが上がったためか、佐藤の後ろにティシュチェンコが入ると、今度は外からジェネストが仕掛けてくる。
残り2周になると、先頭にいたフリードリッヒがフル加速へ。佐藤は引き離されることなく2番手をキープしながら残り1周。
佐藤が外に出てフリードリッヒをかわしに行くが、逃げるフリードリッヒをなかなか捕らえることが出来ずに最終ストレートへ。
フィニッシュは、フリードリッヒがそのまま押し切って先着。
そして佐藤は、2番目にフィニッシュラインへ飛び込んだ。
Leading and winning from the front! 🌈
That's 3️⃣x rainbow jerseys in five days for Lea Sophie Friedrich 🇩🇪#Roubaix2021 pic.twitter.com/VIixNwVFQl
— UCI Track Cycling (@UCI_Track) October 24, 2021
3番目にフィニッシュラインを通過したのはティシュチェンコ。
佐藤は初出場にして日本人女子短距離史上初の世界選手権ケイリン銀メダル獲得という快挙を成した。
優勝はリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)、2位に佐藤水菜、3位にヤナ・ティシチェンコ(ロシア)という最終結果となった。
日本チームは、2018年の河端朋之から4年連続で銀メダルを獲得。短距離女子種目での、嬉しい史上初のメダル獲得となった。