2021年8月8日に幕を下ろした東京2020オリンピック。自転車トラック競技には全部で6人の日本人選手が出場し、女子としては小林優香がケイリンとスプリント、中村妃智がマディソン、梶原悠未がマディソンとオムニアムに出場。梶原はオムニアムで銀メダルを獲得した。

梶原悠未 Yumi Kajihara (JPN), Women's Omnium AUGUST 8, 2021 - Cycling : during the Tokyo 2020 Olympic Games at the Izu Velodrome in Shizuoka, Japan. (Photo by Shutaro Mochizuki/AFLO)

梶原のメダル獲得は自転車競技における日本人女子として初の快挙だが、そもそも過去にオリンピックトラック競技種目に出場した女子選手は何人いるのだろうか?

オリンピックに出場した女子選手たち

トラック競技がオリンピック種目となったのは、1896年。長い歴史を持つ競技だが、男子主体の側面もあった。

1984年ロサンゼルスまで、出場枠は男子のみ。初の女子出場は1988年のソウルオリンピックである。

橋本聖子 1988年ソウル スプリント
1992バルセロナ 個人パシュート
1996アトランタ 個人パシュート
ポイントレース
黒木美香 1992バルセロナ スプリント(7位入賞)
森本朱美 2000シドニー ポイントレース
大管小百合 2004アテネ 500mTT
佃咲江 2008北京 スプリント
和田見里美 2008北京 ポイントレース
前田佳代乃 2012ロンドン スプリント
塚越さくら 2016リオデジャネイロ オムニアム

初の女子出場となるソウルオリンピックに出場したのは、2020東京オリンピック・パラリンピック担当大臣の橋本聖子氏。彼女を皮切りに、リオデジャネイロオリンピックまでに8人の女子選手がオリンピックへ出場してきた。

「スポーツにおける男女平等」

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