8月8日、東京オリンピック自転車トラック競技最終日。男子ケイリンの決勝は、残り3周を切って先行した前回のリオオリンピックチャンピオン、イギリスのジェイソン・ケニーが、そのまま逃げ切ってしまうという、これまであまり例を見ない展開で優勝。オリンピック2大会連続の金メダル獲得となった。
ケイリンとは
ケイリンは日本発祥の公営競技「競輪」を起源とする世界のトラック競技種目。最大7人の選手たちが一斉にスタートしトラック6周の着順を競う。スタートから3周目が終わるまではペースメーカーが先導、周回スピードを時速30kmほどから時速50kmほどまで徐々に引き上げ集団を解き放つ。そして始まる残り3周のスピードバトル。複数人数によるスプリント勝負は最後まで誰が勝つか分からないスリリングな展開を生み出す。
参加選手は30人。勝ち上がりは、1回戦、準々決勝、準決勝、そして、決勝及び7−12位の順位決定戦の4段階。なお1回戦で勝ち上がりを逃した選手には敗者復活戦で再度勝ち上がりのチャンスが与えられる。
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