8月6日、東京オリンピック自転車トラック競技5日目。この日から始まった女子スプリントに日本の小林優香が出場。
スプリントとは
スプリントは1対1の戦い。笛の合図とともに対戦する2人が同時にスタート、トラックを3周して先着を競う。互いに牽制しながらゆっくりと進むレース前半の緊張感。そして残り1周を切るあたりからフィニッシュラインに向けて始まる白熱のスピードバトル。
静から動へ。歩くほどのスピードから時速70kmを超える限界スピードへとダイナミックに移行する展開が、この種目最大の魅力だ。
参加選手は男女ともに30人(DNSがあったため、女子は29人)。勝ち上がりはまず、予選として助走をつけてスタートする200mタイムトライアルを行い、上位24人が本選に進む。
本選は1対1の対決となり、トーナメント方式で最終勝者を決める。オリンピックではスプリントは3日間にわたって行われるが、女子スプリント初日のこの日は、予選から2回戦(1/16決勝)まで行われ12人の選手が2日目に進む。
予選を日本新記録で通過
予選から本選2回戦までの勝ち上がり戦が行われたこの日、小林は予選を10秒711の日本新記録で通過(順位は参加29人中17位)。
前日本命の種目だった女子ケイリンを準々決勝敗退という不本意な成績で終えた小林。そのショックを引きずることなく快心の走りを見せた。
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