8月5日、東京オリンピック自転車トラック競技4日目。男子スプリントはこの日、前日のレースを勝ち上がった12人による3回戦と、次の準々決勝がおこなわれた。

前日の予選で日本記録となるタイムを出し、本選を一度敗者復活戦に回りながらも勝ち上がった脇本雄太は、3回戦でトリニダードトバゴのニコラス・ポールに敗れる。勝ち上がりのラストチャンスとなった敗者復活戦も勝つことができず、男子スプリント敗退が決まった。

スプリントとは

スプリントは1対1の戦い。笛の合図とともに対戦する2人が同時にスタート、トラックを3周して先着を競う。互いに牽制しながらゆっくりと進むレース前半の緊張感。

そして残り1周を切るあたりからフィニッシュラインに向けて始まる白熱のスピードバトル。静から動へ。歩くほどのスピードから時速70kmを超える限界スピードへとダイナミックに移行する展開が、この種目最大の魅力だ。

参加選手は男女ともに30人。勝ち上がりはまず、予選として助走をつけてスタートする200mタイムトライアルを行い、上位24人が本選に進む。本選は1対1の対決となり、トーナメント方式で最終勝者を決める。

3回戦(1/8決勝)脇本雄太 vs ニコラス・ポール

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