8月4日、東京オリンピック自転車トラック競技3日目。この日から始まった男子スプリントは予選から2回戦(1/16決勝)までが行われ、既報の通り脇本雄太が予選で日本記録を塗り替えるとともに、5日に行われる3回戦(1/8決勝)進出を決めた。
スプリントとは
スプリントは1対1の戦い。笛の合図とともに対戦する2人が同時にスタート、トラックを3周して先着を競う。
互いに牽制しながらゆっくりと進むレース前半の緊張感。そして残り1周を切るあたりからフィニッシュラインに向けて始まる白熱のスピードバトル。
静から動へ。歩くほどのスピードから時速70kmを超える限界スピードへとダイナミックに移行する展開が、この種目最大の魅力だ。
参加選手は男女ともに30人。勝ち上がりはまず、予選として助走をつけてスタートする200mフライングタイムトライアルを行い、上位24人が本選に進む。
本選は1対1の対決となり、トーナメント方式で最終勝者を決める。オリンピックではスプリントは3日間にわたって行われるが、男子スプリント初日のこの日は、予選から2回戦(1/16決勝)まで行われ、12人の選手が2日目に進む。
予選200mフライングタイムトライアルでは世界記録が認定される。現在の記録は男子がトリニダードトバゴのニコラス・ポールが持つ9秒100。
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