最後は気持ちで押し切った

近谷涼

展開はリードしてからリードされて、最終的には逆転。ドキドキハラハラの展開でしたが、ご自身ではレース中に展開を把握していましたか?

攻めて、前だけ見て、ベストを尽くせば勝てると思って走っていました。でも最後の1kmで負けていたら気持ちで押そうと思っていて、案の定、状況は負けていました。

ということは最初にリードしていたのは知らなかった?

そうですね。前しか見ていなかったです。ただ、最後の1kmでイアンコーチから「アップ、アップ(スピードを上げろ)」と言われたことと、相手のコーチを見た感じ、接戦なんだと判りました。

周りの声援もあったので、最後は気持ちで押し切りました。

近谷涼

今まで高校や大学のレースでも僅差の戦いは負けたことがないので、周りからも気持ちで持っていっていると言われていますね。足は限界なんですけど、負けたくないという想いだけです。

もうすぐ世界選手権ですが、これでキップを獲得したということですよね?楽しみですか?

楽しみです。あんなに大きな舞台で走れることはありませんので。

参加することだけでも難しい大会ですし、アジア選手権で勝っているので、自信を持って臨みたいです。現時点での自分の立ち位置が判ると思います。

では期待しています!頑張ってください!

はい!ありがとうございます!