アジアに潜む強豪
マレーシア自転車競技連盟が、東京オリンピックトラック競技マレーシア代表を発表。男子短距離のスプリント、ケイリンにアジズルハスニ・アワンとムハマド・シャロームの2人が選出された。
選手数も少なく、チームスプリントで出場枠争いにも加わっていない中、個人種目での出場枠を獲得したマレーシア。個々の力が強く、度々アジア選手権やアジア大会などで日本とも戦ってきた東南アジアの強豪である。
アワンは、アジアを代表するトラック短距離選手。2016年にはリオ・デ・ジャネイロオリンピックのケイリンにて銅メダルを獲得し、マレーシアの自転車選手で初となるオリンピックメダルを獲得。2017年にトラック世界選手権ケイリン優勝。その他にも国内選手権やアジア選手権、アジア大会などで数え切れないほどの優勝、表彰台を経験。
シャロームはアワンに次いで国際大会活躍する25歳。アジア選手権では勝利はないものの、日本ナショナルチームとも対決し、アジアで爪痕を残してきた。
また、両者は2021年にはオーストラリアのトラック競技国内選手権にも参加。トラック競技強豪国であるオーストラリアに対してケイリンにて優勝&銅メダルを獲得している。
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