テンポレース

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選手インタビュー

「結果的には3位だったんですけど、自分的に攻めの走りができたので今後に生かせるかなと思います」と話した兒島の強みについて先輩の窪木は「ハートが強いです。いい意味で生意気ですよ」と笑う。
前日のマディソンから圧倒的な差を見せつけた窪木は、「弾みがつきました。今シーズンに」と自信を持つ。

しかし、前日にも話していた中距離種目への耐性というところでまだ足りていないところを改めて確認する。
「やっぱり1種目終わるごとに疲労が溜まっていくのを感じたので、やっぱり回復能力がまだまだ追いついてないなと思いました」
今大会を通して、短距離の寺崎浩平にも言えることだが、”ここだ”と決めたタイミングでのかかりの良さは窪木は中距離種目においてずば抜けていたように思える。

「筋量がついたっていうのはありますね。それで補ってる部分ありますから」
やはり学生がメインのレースの中では、レースを見極める能力も別格と言える。その中で、兒島のように食い下がる若手選手たちのアグレッシブなレースも今後、楽しみにしていきたい。

男子オムニアム リザルト

1位 窪木一茂(日本ナショナルチーム)140pts
2位 佐藤健(日本大学)117pts
3位 兒島直樹(日本ナショナルチーム)113pts

第7回JICF国際トラックカップ・全日本学生選手権オムニアム2日目結果(PDF)

Text & Photo : 滝沢佳奈子(サイクルスポーツ)