スクラッチ

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テンポレース

第二種目のテンポレースでは、中盤で生野優翔と高橋舜の日本大学の2人が飛び出し、ポイントを重ねる。残り7周のところで、佐藤健(日本大学)と兒島直樹(日本ナショナルチーム)が日本大学の2人に追いつき、さらにうしろから窪木が単独で合流し、先頭5人全員が日本大学というグループに(窪木は日大出身。兒島は在籍中)。

先頭の5人の勢いを増す一方、集団はペースが落ちる。ラスト2周で先頭グループからさらに兒島が飛び出し、それを窪木が追う。最終周回のフィニッシュラインギリギリのところで兒島のみが集団をラップしつつ先頭でフィニッシュした。

エリミネーション

第三種目のエリミネーションは、首位につける窪木が危なげなく佐藤健との一騎討ちを制し、さらにポイントを重ねた。

ポイントレース

最終種目のポイントレースは、レース序盤から終盤にかけて強い雨が打ち付ける中で行われた。
5位につけていた兒島は、ひたすら逃げを打とうと常に前方でレースを展開した。

「もう全面に出てましたね、逃げたい気持ちが。ポイント(レース)スタート前が5位で、表彰台上がるためには、30点ぐらい点差が開いていたので、ラップを決めたかったんですけど。そのために結構逃げを作るタイミング図ってたんですが、うまく決まらなくて」と兒島は振り返る。

集団が割れては元に戻るのを繰り返しながら、ラップするまでには至らずポイント周回を消化していく。
残り数周のところで兒島が独走態勢に入ると、その後ろから1位の窪木と2位の佐藤、そしてバラバラになった集団が追う。窪木は、兒島が表彰台に登れるよう佐藤に対して押さえの役割も担った。

兒島直樹 男子オムニアム ポイントレース 第7回全日本学生選手権オムニアム

兒島は、独走状態のままフィニッシュ。2着には窪木が続いた。合計で、窪木が140ポイントと差を広げ、兒島が最終種目だけで31ポイント上乗せし、3位に上昇。
また、これまでのレースでポイントを稼いだ佐藤が2位をキープし、今大会での学生チャンピオンの座を獲得した。

選手インタビュー

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