橋本英也
出場種目:オムニアム
Q:ネーションズカップで得られた成果や課題を教えてください。
2020年3月の世界選手権以来、かなり久しぶりの国際大会でした。自分の仕上がりが見えていなかった部分もあったのですが、ネーションズカップではオムニアムで優勝でき、「国際大会で通用する」ことが分かりました。オリンピックに向けて、とても良い自信になったと思います。
Q:大会が1年延期されましたが、どのような点を強化し、モチベーションを高めてきましたか?
延期が発表された当初はモチベーションが落ちた時期もあったのですが、自分のモチベーションを分析したところ、「オリンピック」に対するモチベーションが大きかったんです。だから一度「自転車に乗って楽しむ」というモチベーションに切り替えたことで、1年間という長期間を乗り越えられたのではないかと思っています。
Q:この1年一番強化したこと、そのために一番役立ったことは何でしょうか?
僕は持久力を強化してきました。オムニアムでは持久力のある選手がフィニッシュ前のスプリント勝負に絡むことができるので、重要な項目です。2021年に入って、ロードレースで優勝することができたのですが、ロードレースやロードのトレーニングによって持久力が強化できている実感があります。
Q:伊豆で練習するメリットや、伊豆、静岡の好きな場所を教えてください。
オリンピック会場があるように、国際規格のトラックがあることが1番の強みかと思います。伊豆の好きな場所は、伊豆スカイラインおよび西伊豆スカイラインからの景色。サイクリングやドライブでよく行っています。
Q:東京オリンピックは、ご自身の中でどのような位置付けにありますか?
僕にとっては「手段」です。「自転車やサイクリングの楽しさを多くの人に伝えたい」という理念を持つようになり、その手段として、オリンピックで結果を出したい。僕が金メダルを獲ることで、ひとりでも多くの人に「サイクリングの楽しさ」を感じていただけたらと思っています。