小林優香
出場種目:スプリント・ケイリン
Q:ネーションズカップを振り返って、成果、課題を教えてください。
ケイリンで優勝できたことは、自分で自分を評価したいと思います。リー・ワイジー(李慧詩)選手相手に戦えたこと、彼女のホームバンクで優勝できたことは、この1年間の練習の積み重ねの成果です。
Q:心境面での変化や、手応えはどうでしょうか。
過去4年間を振り返って、こんなに充実した気持ちでレースに挑んだのは初めてだったと思います。毎日練習して、自信を持って香港に行ったので、結果を残せてホッとしています。
Q:昨年秋の全日本選手権の時点では「どん底」だったとお聞きしています。そこからはずっと右肩上がりだったのでしょうか?
全日本まではほぼ練習していない状態でした。全日本からは今までの自分のレベルまで持っていくのに、まずは必死でした。2021年に入って1月の沖縄合宿から、新たなレベルを目指しました。そこからはほぼ右肩上がりだと思います。
Q:先日鈴木奈央選手にお話を聞いた時に「ネーションズカップで一番印象的だったのは小林選手の優勝だった」と話していました。
そうですね、奈央もすごく喜んでくれました。
Q:東京オリンピックが1年延期されましたが、この1年間で一番強化されたものは?
私の長所であるスピード・持久力を主に磨いてきました。その中で、短所であるダッシュ力も練習を積み重ねてきましたし、全体的に向上したと思います。
Q:オリンピックまで大詰めのこの時期、どのような生活をしているのでしょうか?
本番が近いので、感染予防を徹底しつつ、毎日毎日トレーニングをしています。自転車のことだけに集中しなければいけないと感じています。
Q:練習量はどうですか?
メニュー的に見ると、私と脇本さんは他の人より量が多いです。なので肉体的にもキツい部分はありますが、それが充実していて、楽しいと感じています。苦しいですけど、楽しいです。
Q:ブノワ・ベトゥ ヘッドコーチから特に言われていることは?
「毎日体を痛め続けろ」と言われています。それがメダルを獲る近道ですし、そうしなければ獲れないものです。「毎日毎日体を痛めつけ、毎日毎日努力しなさい」と言われています。
Q:オリンピックが終わって、仮に新型コロナの心配がオールクリアになっていたとしたら、何がしたいですか?
韓国に行きたいです!色々と食べ歩きしたりしたいです。
Q:オリンピックまで残り1ヶ月余り。具体的な目標を教えてください。
自転車競技スタート時から公言している通り、東京オリンピック女子ケイリンで金メダルを獲ることを目標としています。
Q:最後に、ファンの方に向けたメッセージをお願いします。
東京オリンピックを自転車競技人生の最後にしたいと考えています。しっかり金メダルを獲って皆様に恩返しをしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。
【コーチ陣】東京オリンピックまであと1ヶ月 ブノワ・ベトゥ、クレイグ・グリフィン コーチコメント/トラック競技代表選手団記者会見