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オリンピック代表内定同士の対決
脇本vs新田（1本目）
新田が前、脇本が後ろで静かにお互いを見ながら進むレース。互いがプレッシャーをかけあうように少しずつスピードが上がりながら残り1周。新田が第2コーナーを抜け、バンク上部から一気に加速すると、後ろから続いて脇本が仕掛ける。最終コーナーを抜けるとほぼ横並びとなった両者だが、最後は内側の新田が車輪一つほど前でフィニッシュ。1本目は新田が獲得した。
脇本vs新田（2本目）
脇本が前、新田が後ろとなり始まった決勝2本目。新田が脇本にプレッシャーをかけながら、残り1周半で内側から前に出ようとするも、進路を脇本が阻む。位置関係が変わらず残り1周を切り、両者はスプリント体制へ。
残り半周となり外から脇本に並びかけた新田。脇本と新田で並走となって勝負は最終ストレートへ。内に脇本、外に新田となったレースは最後に新田が車輪一つ抜け出し先着。
この結果、新田が脇本をストレートで下し、自身初、日本史上初、大会史上初（名称変更してから初めての大会なので）の男子スプリント金メダル獲得を果たした。
3位決定戦
深谷vs松井
深谷が前、松井が後ろでゆっくりと進むレース。1周を過ぎたところで松井が内側から深谷に並び、位置関係が変わる。しかしすぐさま深谷が再び前に出ると一気に加速。残り1周を切って松井が外から深谷に並びかけるが、深谷が粘って先着。
2本目
松井が前、深谷が後ろとなったスタート。深谷が縦横無尽に動きながら前に松井にプレッシャーをかけていく。残り1周を前に後ろから深谷が加速すると一気に先頭へ。そしてバンクの傾斜を利用して更に加速すると松井を突き放して先着フィニッシュ。3位決定戦は深谷に軍配が上がった。
表彰台の顔ぶれは日本人のみという、快挙が成された種目となった。
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