決勝

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脇本雄太コメント

決勝では自分らしく走れば優勝も出来ると思っていましたが、日本人同士での牽制が自分の中での足かせになっていたかなと思います。牽制に対し、自分の反応が遅かったというのが一番の要因でした。新田さん1人を見るのではなく、レース全体を見れなかった自分が敗因だとも思います。

脚の感触は良いので、明日のスプリントへ向けてはしっかりとコンディションを整えて臨みたいです。

食事は日本から持って来た物があったのですが、思っていたよりも量が足りず、食事環境に関してはもっと改善ができるなと感じました。

新田祐大コメント

準決勝では消極的でないレースの組み立てが出来たのですが、決勝で余りにも脇本選手を注目しすぎて、レースそっちのけになってしまった事が、自分を含めた日本人選手が後手に回り、何も出来ないままゴール線へ向かう形となってしまいました。

ファディル選手が逃げている事にも気づけず、自分のタイミングで踏んだ時には、もう遠くの方にいるという感じでした。相手を甘く見すぎたな、というのと、自分の力を過信し過ぎたと感じました。自分の中では射程圏から少し先にいる所でしたし、相手(ファディル選手)も中距離というか、短距離選手の中でも1kmTTを走れる選手なので、逃したらやはり強いなという感じを受けました。

目指していたのは金メダルだったので、メダルを穫れた事は大事ですが、着順よりも1着へ全く届かなかった事が悔しかったです。

今回のネーションズカップは、いつもの旧ワールドカップと色々な意味で異なります。決勝までは想定した通りに、最悪は力任せでどうにかなるとも思っていて、優勝は自分か脇本選手のどちらかだと思っていた部分もあったのですが、それが自分に対する甘さが出たのではないかなとも感じますし、これがオリンピックじゃなくて良かったなと感じました。

オリンピック本番はレベルが全く違うと思うので、そこへ向けて着々と準備をする事が重要だと思います。

体調面は問題なく、集中してレースへ臨めたと思います。最悪食事が出なかったとしても自分でどうにか出来るように、日本から食事は全て持って来ています。どんな状況でもレースはあると想定した上で、万全ではない状況でレースが行われた時に、どれだけ自分がベストに近い状態で戦える様な準備はして来ました。

この大会には日本人選手皆が自信を持って臨んで来ていると思います。自分が今のBチーム選手らの立場であった5年前などは大会に対し、楽しみというよりは、勝てやしない最強の敵へ挑みに行くという感覚でした。今は練習やトレーニングレースにより、僕らの時よりすごく前向きな気持で臨めているのではないかなと思います。

ムハマド・ファディル コメント

本当に本当に本当に嬉しいです!有名で強い選手が沢山出ているこのレースは勝てると思っていませんでした。今回が初めての優勝です。明日はスプリントへ出場をします。全力を尽くしたいと思います。

7-12位決定戦

7-12位決定戦では、残り3周で小原佑太が後方から先頭を狙うも、松井とレンデルも加速。小原も負けじと外から踏み上げるが、松井の加速は止まらずトップでフィニッシュ。小原は6着となった。

男子ケイリン決勝結果(PDF)