2021年4月3日、ジャパントラックカップI,IIが延期となったことから、日本自転車競技連盟(以下JCFと記載)の下部組織であるHPCJC(自転車トラック競技専門のトレーニングセンター)主導でトレーニングレースが実施された。

新田祐大, TRACK DAY 01 男子ケイリン

新田祐大

伊豆、日本競輪選手養成所内のJKA250で実施されたトレーニング種目は男女混合オムニアム、男女混合マディソン、そしてケイリン(200mフライングタイムトライアルも)。この目的は本来開催予定であった国際大会の代替えとして、東京五輪出場内定選手たちを刺激し、他の選手たちには実戦経験を積ませるためだ。本記事では東京オリンピック代表に内定している新田祐大が優勝した、男子ケイリンのレースをお伝えする。

ケイリンのルール&勝ち上がり

最大7人が同時にスタートし、トラック6周の先着を競うケイリン。3周目まではペーサーと呼ばれる風除けが選手たちのスピードを上げ、残り3周からスプリント勝負が始まる。勝ち抜けは大会や出場人数によって異なり、1着のみが勝ち上がる場合もあれば2着、3着までの時もある。今回は準決勝で3着までに入れば決勝へと進む。

勝ち上がりは1回戦→→準決勝(3着まで)→決勝/順位決定戦。

レースレポート

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