トビウオのように跳ねる2人
まずリードしたのは梶原。スタートと同時にトビウオのように泳ぎながらスピードを上げていく。
・・・・・・そう。トビウオのように・・・・YESバタフライ!
橋本も立ち上がりこそ少し遅れたものの、1mほど離れてしっかり梶原に付いていく。
追い上げる橋本
25mが経過して折り返すと、今度は背泳ぎ。リードする梶原を背泳ぎでじりじりと橋本が追い上げていく。だが追いつくまでには至らない?
※これはクールダウンの一環です。クールダウンですが、本人たちは勝負になるとガチになります
再度引き離す梶原
若干ながらも追い上げた橋本、そして依然としてリードする梶原。50mを経過すると両者はターンして蛙のような泳ぎ方、平泳ぎへ。ここまで来てやっとこの勝負の内容が分かった筆者。
・・・・・・・水の中でもオムニアム(個人メドレー)なんだ
※オムニアムは異なる4種目を争い、総合ポイントを競う複合種目です
ここから橋本が巻き返すかと思いきや、逆に梶原がリードを広げていく。
ぶっちぎりの世界チャンピオン
最後の折り返しを過ぎ、自由形の勝負へ。
トップで通過したのは梶原、そしてそのまま一気にラストスパートをかけて橋本を突き放してゴール。梶原がこの勝負を制した。
橋本はおよそ5秒遅れてフィニッシュ。第1ラウンドに続き、梶原が2連勝!
水中オムニアム対決結果
25m×4種目(バタフライ/背泳ぎ/平泳ぎ/自由形)
1着:梶原悠未 1分15秒
2着:橋本英也 1分19秒
まさかまさかの100m個人メドレーには驚いたが、それにしてもレベルが高い2人の泳ぎには圧倒された。全身を使い、練習が終わった後のクールダウン(?)としては最適なプールでの戦い。やはりオリンピック代表に内定するだけあり、2人のレベルの高さは流石だった。通常の自転車を「陸」でのオムニアム、プールでの個人メドレーを「水」でのオムニアムとすると・・・・次は「空」?
おしまい
※この合宿へ参加した選手・コーチ・スタッフ(もちろん取材陣も)は全員が出発前にPCR検査での陰性を確認し、更に合宿期間中も週に1度のPCR検査と徹底した感染症対策が行われていた