2021年1月25日は「ロシアスポーツ界に激震が走った日」と言って良いだろう。

東京五輪・パラからロシア除外が確定

既にお伝えしてきたように、ドーピングの諸問題により、ロシアの選手たちは東京五輪・パラリンピックから出場除外されることとなった。

これに伴いロシアの英雄デニス・ドミトリエフ選手にインタビューしたところ「除外はとても残念だけど、自分の出場には問題無いと思う。この影響で変わるのは国歌が流れないことと、スキンスーツ(レースジャージのこと)が変わることかな。いずれにせよ開催されれば全力を尽くすだけです」とコメントをもらった。

そしてその際、ドミトリエフ選手の近況を伺った。今回お届けするのはコロナ禍でドミトリエフ選手が感じたこと、ロシアの様子、そして”夢を叶えた”ことなどだ。

実はもう・・・

デニス・ドミトリエフ/Denis Dmitriev

Q:コロナ禍で皆さん大変な状況ですが、ドミトリエフ選手はお変わりなく過ごしていますか?

実は、もう新型コロナに感染しました。大分前だったのですが、大きく体調を崩すことはなく、熱が少し出た程度でした。今はもう抗体反応も出ており、問題はありません。チーム内でもたくさんの人たちが既に新型コロナに感染していますが、幸いにも周囲に危険な状態になった人はいませんでした。

・・・といきなり衝撃の近況を伝えてくれた。元気なことに違い無いが、驚きのニュースである。

この状況だからこそ気づけたこと

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