ロシアによる組織的なドーピング
2021年1月25日、RUSADA(ロシアアンチドーピング連盟)は、昨年12月にCAS(スポーツ仲裁裁判所)からロシア選手団に対して組織的なドーピングで2年間の国際大会出場禁止処分を受けた判決について、スイスの連邦最高裁判所へ上訴しないことを発表した。※CAS本部がスイスにあるため
これによりロシアは2020年から2022年12月16日までの2年間、オリンピックを含む国際大会への出場が認められず、大会から除外されることとなった。
2022年北京大会まで除外
事の発端は2019年12月。ロシアがWADA(世界アンチドーピング機構)に提出したデータに改ざんがあるとして、WADAはロシアに対して「4年間オリンピックを含む主要大会から排除する」と発表。
そしてその約1年後となる2020年12月17日、CASはロシアの組織的なドーピングを認定し、ロシア選手団に「国際大会から2年間の除外」の処分を下した。
その結果RUSADAは2021年1月25日、CASによる国際大会への出場停止処分をこれ以上争わないと発表。ロシアの選手たちは2022年12月16日まで(東京オリンピック、2022年2月に開催予定の北京オリンピックを含む)国際大会に出場できなくなる。
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