トラックワールドカップ3戦で初タッグを組んだ梶原悠未&橋本優弥ペアが、4戦でも女子マディソンへ出場。最後に怒涛の追い上げを見せ、メダルには届かなかったものの、前回を上回る4位の成績を残した。

7位から4位へ怒涛の追い上げ

トラックワールドカップ3戦のカナダ・ミルトン大会で初タッグを組んだ梶原悠未、橋本優弥は今大会でも再び出場。出場は11チームで、トラック80周で争われた。

レースが始まると、ニュージーランド、デンマーク、イタリア、アメリカが次々とポイントを加算していき、日本チームを含めた後続を突き放していく。80周のうち残り20周まで日本チームはポイントを獲得することができない。

迎えた残り20周となるスプリント周回、ここまで0ポイントだった日本チームがようやく4着となり、1ポイントを獲得する。

しかしその後の残り10周のポイントは獲得できず。これで終わりかと思われたが・・・・・・残り5周を切ったところで梶原が一気にスパートをかける。

後続の集団をどんどん突き放すと、スピードに乗ったまま橋本にバトンタッチ。そのまま2周ほど橋本がスパートをかけて逃げ切り、最後のスプリント周回1着として、なんと10ポイントを加算してしまった。

その結果、合計11ポイントとなって、それまで暫定7位だったが一気に4位までランクアップ。前回大会の5位を上回る結果となった。優勝はニュージーランドのDRUMMOND Michaela、SHEATH Racquelペア。

大会公式リザルト

Text : Mizuki Ida
Photo : Shutaro Mochizuki