梶原の金メダルで熱を上げたオムニアムの男子
前日に梶原悠未の優勝で一気に熱を上げたオムニアム。男子オムニアムには日本から今村駿介が出場した。この種目の出場人数は18人。
第1種目スクラッチ、集団に動きがなく最後の5周に入るとペースが上がっていく。最終周回、今村が集団の中段から飛び出し、外から追い上げを見せて、4位でフィニッシュ。
続くテンポレースは、SUTER Gael(スイス)、PRADO Ignacio(メキシコ)、WOOD Oliver(イギリス)の3人による点の取り合いになる。結局この3人がポイントを量産し、加えて集団を1周追い抜いたため、後続はほとんどポイントが取れず。今村は1ポイントも獲得できないままこの種目を終える。フィニッシュの順番で今村はこの種目14位であった。
第3種目はエリミネーション。エリミネーションでは先頭に出ては後退を繰り返し、8番目にエリミネート(除外)されてしまった。3種目を終えての順位は今村が11位(68ポイント)。トップ3はSUTER Gael(スイス:112ポイント)、WOOD Oliver(イギリス:108ポイント)、LARSEN Niklas(デンマーク:102ポイント)。最終種目のポイントレースを迎える。
最後のポイントレース。男子は25km(トラック100周)を競い、10周ごとに設けられるスプリント周回でポイントを得ることができる(その他、集団を1周追い抜きすることで20ポイントを獲得)。このポイントレースで得たポイントがこれまでの総合得点に加算されていく。
今村は7回目と9回目のスプリント周回で4着となり合計2ポイントを加算。総合ポイントを70ポイントまで上げるも順位は3種目終了時と変わらず、最終成績11位でレースを終えた。白熱の1位争いはLARSEN(デンマーク)が1周追い抜きを達成して一気にトップへと順位を上げた。
3種目終了時にトップだったSUITER(スイス)は結局1ポイントも獲得できず、最終成績は3位。暫定2位だったWOOD(イギリス)は要所要所でポイントを獲得するもLARSENに届かず最終成績を2位とした。
男子オムニアム結果
1位 LARSEN Niklas(デンマーク:132ポイント)
2位 WOOD Oliver(イギリス:120ポイント)
3位 SUTER Gael(スイス:112ポイント)
11位 今村駿介(日本:70ポイント)