「2020トラック世界選手権」の最終日には女子ケイリンが実施された。日本から出場したのは小林優香と太田りゆ。2人はレースで活躍する姿を見せることが出来ず、まさかの1回戦敗退となった。
優勝は開催国ドイツのエマ・ヒンツェ。今大会でチームスプリント、スプリント、ケイリンの3冠を果たし、スプリント大国ドイツの復活を象徴する結果となった。
尚この種目、今大会で日本の結果は振るわなかったものの、オリンピックの出場枠は1つがほぼ確実に。女子ケイリンでは日本史上初となるオリンピック出場条件を満たした。
ルール/勝ちあがり
女子ケイリンへの出場は26人。日本からは小林優香と太田りゆが出場。世界からは2019年の世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)、2018年の世界チャンピンのニッキー・デグレンデル(ベルギー)、2019年の欧州チャンピオンのマチルド・グロ(フランス)、ワールドカップで活躍したエマ・ヒンツェ(ドイツ)やイ・ヘジン(韓国)、ワールドカップ第6戦で優勝したロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)などが揃い、世界一を争った。
1回戦
全5組、勝ち抜けは2着まで。
太田りゆが出走したのは第2組。対戦相手にはデグレンデル(ベルギー)、そしてイ・ヘジン(韓国)が含まれ、1回戦から厳しい戦いとなった。レースは強豪2人が先行し、それを太田が追う。しかし最後まで2人は届かず太田は3着。1回戦は敗者復活戦へと回る。
小林はチームスプリント、スプリントと今大会で栄冠に輝いたヒンツェ、そして日本のガールズケイリンでお馴染みのゴドビー(アメリカ)などの組に入った。レースはヒンツェが残り2周を切って仕掛けると、その後ろに付いたのはゴドビー。小林は4番手から3番手に上がるも、最後まで前の2人を捕らえることが出来ずに敗者復活戦へと回ることになった。
そして日本の2人は敗者復活戦でも勝ち上がることが出来ず、最終成績を両者ともに19位タイとしてこの種目を終えた。