12月13日に放送された、NHK BS1「めざせ!オリンピアン 自転車競技編」。

放送を見て梶原選手についてもっと知りたくなったあなたのために、プロフィールをご紹介。

梶原悠未

Point Race / Women's Omnium / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP IV, Cambridge, New Zealand

1997年生まれの22歳。筑波大学。高校入学から自転車競技を始め、高校2年で出場したジュニア全日本選手権ではロード・タイムトライアルで早くも2冠を達成。現在はトラック競技中長距離種目とロードレースの両方で強化指定選手となっている。

その強さはいかほどか・・・2019年の主要な成績をご紹介しよう。

国内の成績

9月に伊豆で行われた全日本トラックでは出場した4種目(チームスプリントポイントレースマディソン個人パシュート)全てで優勝。チームスプリントは2連覇、ポイントレースは4連覇、個人パシュートは日本記録を5秒更新しての4連覇。

梶原悠未が全種目で日本タイトル獲得、山口真未とのチームスプリントで2連覇/2019全日本トラック・女子エリート チームスプリント

その1週間後に行われた全日本オムニアムでは、4種目全てで1着の完全優勝。

女子チームスプリント/茨城国体

10月の茨城国体ではスクラッチとチームスプリント(全日本トラックと同じ山口真未とのペア)で優勝。

またロードレースでも強化指定選手となっており、2019年6月の全日本ロードでは、U23カテゴリ個人タイムトライアルとロードレース両方で1位を獲得。

アジアでの成績

Women Madison / ASIAN TRACK CHAMPIONSHIPS 2020

10月のアジア選手権トラックでは、オムニアム(4連覇)、チームパシュートにて銅メダル獲得。ロードレースでも、4月にウズベキスタンで開催されたアジア選手権U23カテゴリで優勝している。

2019年の成績だけをあげてみてもこれだけ華々しい。日本、アジアにおいての「女子中長距離の名選手」となっていることがお分りいただけるだろう。

そして、世界

女子マディソン / 2019ジャパントラックカップⅠ

2019年8月のジャパントラックカップⅠ・Ⅱ(日本国内で行われる国際大会)を皮切りに、オリンピック前最後のシーズンが始まった。ジャパントラックカップⅠのオムニアムでは優勝。Ⅱのオムニアムマディソンでは共に準優勝。

そこから全日本トラック、国体、アジア選手権トラックを経て11月。梶原選手にとって今シーズンワールドカップ初戦となったトラックワールドカップ(全6戦)の第2戦のオムニアムの順位は4位。表彰台までの距離はわずか1ポイントだった。

しかしその3週間後に行われた第3戦では、見事金メダルを獲得。続く第4戦でも優勝し、2連覇を達成。オリンピックに向けて力をつけていることを証明してくれた。

梶原悠未が流した涙の意味/女子オムニアム・2019-2020トラックワールドカップ第4戦

なお、本番組は12月15日(日)20:00〜20:50に再放送が予定されている(変更になる可能性アリ)。見逃した人は再放送でぜひ。

最近特集番組が組まれることも多い梶原選手。オリンピックに向けて飛躍し続ける彼女の姿を、今後も期待したい。

Twitter:@Yumi_Kajihara