1回戦、前田佳代乃が僅差で勝利
1発勝負となる1回戦は対戦形式。前田は世界選手権ケイリン銅メダリスト、デグレンデレ(ベルギー)と対決。外からの追い込みをかけ0.014秒の僅差で勝利し、2回戦へ歩を進めた。
太田はスタリコワ(ウクライナ)と対するも0.111秒の差で敗退、2回戦進出は叶わなかった。
2回戦、前田はボイノワに敗退
前田の対戦相手はボイノワ(ロシア)。1発勝負の戦いはボイノワに軍配が上がった。日本人選手たちは2回戦まででこの種目から姿を消す。
決勝、フォーゲルがファンリーセンを下し優勝
その後、準々決勝、準決勝とレースは進み、迎える決勝。
金メダルを争ったのは、やはりこの人たち。今シーズン負け知らずのフォーゲルと、ファンリーセン。勝負はフォーゲルが1本目を先行で、2本目を追い込みでスピード勝ち。
表彰式では優勝選手の国歌が流れるのだが、いったい何度ドイツ国歌が流れたことだろう…。フォーゲルはポーランドの第1戦に続き、出場した3種目(チームスプリント、スプリント、ケイリン)全てを制し、表彰台トップを独占したのだ。
クリスティーナ・フォーゲル選手インタビュー
一体どこまで上を目指すのですか?
うーん、行けるところまで行ってみるだけですね。モチベーションが下がることもないし(笑)目下の目標ならありますよ。これまで世界選手権で9つのタイトルを獲得しているので、今シーズンで10個目を獲ることです!!
ロリーヌ・ファンリーセン選手のコメント
もう少しフォーゲルを苦しめられたら良かったんだけど、スピードが違いすぎました。世界選手権までに差を埋められるかわからないですが、頑張るしかないですね。調子は上がってきているので、次のワールドカップ(第3戦)も頑張ります。
Text : Mizuki Ida
Photo : Shutaro Mochizuki