香港で開催された『2019-2020トラックワールドカップ第3戦香港』12月1日の大会最終日には男子のマディソンが実施された。優勝は世界チャンピオンチームのドイツ(クルーゲ/レインハート)、日本から出場したチームブリヂストンサイクリング(窪木一茂/今村駿介)は10位となった。優勝したクルーゲはロット・ソウダルでスプリンターとして活躍する選手。
関連記事:【サイクリスト偉人伝】ロード&トラック兼業の世界王者ロジャー・クルーゲ
マディソンのルール
2人1組となってポイントレースを行う“マディソン”。チーム内で交代をしながらレースを進めていき、獲得ポイントの合計が最も高かったチームが勝ちとなる。レースはトラック200周50kmで争われた。
レース
出場は18チーム計36人。強豪オランダ、ベルギー、オーストラリア、ドイツ、スペイン、ニュージーランドなどが揃ったレースに日本からはチームブリヂストンサイクリング(窪木一茂/今村駿介)が挑んだ一戦。
レースはイギリス/スイス/ベルギーなどが各スプリント周回でポイントを稼ぎ、ドイツやニュージーランドが時折トップでスプリント周回を通過して大量得点を加算していく展開となる。
しかし全チーム内で唯一の一周追い抜きを達成したドイツチームが大量20ポイントを加算しトップへ躍り出ると他の強豪チームを突き放して優勝。世界チャンピオンの実力を示すレースでこの種目を制した。チームブリヂストンサイクリングは中盤に5ポイント、終盤に2ポイントを得て合計ポイントは7。18チーム中10位でこの種目を終えた。
優勝:ドイツ(クルーゲ/レインハート):52ポイント
2位:ニュージーランド(セクストン/キャンベル・スチュワート):38ポイント
3位:イギリス(マーク・スチュワート/ライト):33ポイント
10位:チームブリヂストンサイクリング(窪木一茂/今村駿介):7ポイント