遂に開幕した『2019-2020トラックワールドカップ第3戦香港大会』。11月29日の大会2日目には男子のチームスプリントが行われる。
オリンピック出場を目指す日本は現在オリンピックランキング10位(11月28日時点)。オリンピックに出れるのは上位8チームのみのため背水の陣で臨む日本ナショナルチームだが、レースを前にした選手たちの考え、目標などを語る機会をもらった。今大会で日本チームが目指すのは?
第1走:雨谷一樹
Q:今大会の意気込みをお願いします
オリンピックも近いので1戦1戦が大事な戦いだと思っています。力を精一杯出し切りたいです。アジア選手権では悔しい部分もあったので、その分を今回のワールドカップでぶつけたいと思います。
Q:アジア選手権での課題は、どの様なものでしたか?
単純にタイムが出ませんでした。アジア選手権ではプレッシャーに負けてしまった部分もあるので、今回は思い切っていきたいと思います。
Q:タイムの目標は?
自分は17秒5を出して2走と3走に良い形で繋げていきたいと思います。身体はタイムを出せる状態なので、後は本番で出せるかどうかです。
Q:チームとしてのタイム、目標は?
42秒台を出して表彰台に乗りたいです。そのタイムを出すには第1走が本当に重要なので頑張りたいです。
第2走:新田祐大
Q:厳しい状況ですが、現状をどのように考えていますか?
チームのメンバー、そしてコーチたちとも話しをしました。絶対条件として自分たちの持っている自己ベストは確実に超えなければならない状況です。ただ、理想としてはメダルの獲得、現実としては参加する大会で上位4~6チームに入るような結果は出さなければいけないと思っています。
Q:目標は?
第1戦、2戦を見ていて、42秒台後半でもメダル獲得が難しいということが分かったので、会場は違いますが似たようなタイムを他のチームが今大会で出してくると思います。ですから目標としているのは自己ベストのタイムの更新はもちろんですが、42秒台で走ることが目標になります。
第3走:深谷知広
Q:どのような走りを行う予定でしょうか?
チームのベストを更新し続けないと厳しい戦いになると思うので、多少リスクを背負ってでも攻めた走りで、自己ベストを大幅に更新できるように頑張りたいと思います。
Q:やはり43秒前半から42秒台が必要になりますね?
43秒の中盤は出せているので走り方によっては43秒前半も不可能ではないと思っています。力を上げて42秒台を目指さなければいけないということも事実ですが、まずはしっかりチーム力を上げて、マイナス部分を削って43秒台前半をコンスタントに出していきたいと思います。
男子チームスプリントは11月29日現地時間17時頃(日本時間18時頃)に予選スタートの予定。
この種目の今後を占う重要な一戦、その結果はどうなるのか・・・