【チームスプリント】
ドイツチームはヨーロッパ選手権チームスプリントにて銀メダルのエマ・ヒンツェが出場。銀メダル獲得時のメンバーであるリー ソフィー・フリードリッヒはエントリーしておらず、ポーリン・グラボッシュがチームメイトを務める。
ヨーロッパ選手権3位のオランダはその時のメンバーであるキーラ・ランベリンと、ステフィー・ファン・デル・ピート(ヨーロッパ選手権では予選のみ出走)を並べてきた。1回戦と3-4位決定戦を走っていたシェーン・ブラスペニンクスはリザーブ登録となっている。ワールドカップ1-2戦ではそれぞれ4位5位といまひとつの結果であったが故のメンバー入れ替えだろうか。
ニュージーランドはオセアニア選手権で銀メダルを獲得したオリビア・ポッドモアとエルレス・アンドリュースがエントリー。今シーズンのワールドカップはこれが初陣となる。どのようなパフォーマンスを見せるかに期待が寄せられる。
ヨーロッパ選手権3連覇中のロシアは、その時のメンバーであるアナスタシア・ボイノワとダリア・シュメレワではなく、第1戦で銀メダルを獲得したナタリア・アントノワとエカテリーナ・グニデンコでのエントリー。第1戦の際は同じくロシアのトレードチームであるガスプロム・ルスヴェロに負けての銀であるため、メンバー争いの激化が伺える。
また、第2戦で銀メダルを獲得した中国のザン・ウェイとゾン・ティエンシーは、それぞれ中国ナショナルチームとトレードチームであるチャイナナショナルトラックスターズに別れてのエントリーとなっている。
【スプリント】
開催国である香港のリー・ワイジーが大本命。今シーズンのワールドカップのスプリントでは2連覇中であり、地元での3連覇に期待が寄せられる。
対するはヨーロッパ選手権で2位、ワールドカップ第2戦で3位を獲得しているオレナ・スタリコワ(ウクライナ)、ワールドカップで2戦連続でのメダル獲得となっているエマ・ヒンツェ(ドイツ)、リオオリンピック銅メダリストのケイティー・マーシャン(イギリス)らだ。最強と目される現世界女王を止める選手は現れるのだろうか。
【ケイリン】
ワールドカップ第1戦で金メダルを獲得しているエマ・ヒンツェ(ドイツ)、第2戦で金のケイティー・マーシャン(イギリス)の2人は今大会にもエントリー。共に今シーズン2勝目を狙い、激戦が繰り広げられることは間違いない。
2戦連続でメダル争いに絡んでいるマチルド・グロ(フランス)やオセアニアチャンプのエルレス・アンドリュース(ニュージーランド)も優勝を狙うポテンシャルを秘めている。
低迷が続く2018年世界チャンピオンのニッキー・デグレンデレ(ベルギー)は復活の兆しを見せる事ができるだろうか。
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UCIトラックワールドカップ第3戦 香港大会 公式サイト