中・長距離種目編
男子チームパシュート
近谷涼/窪木一茂/今村駿介/沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が出場予定。
ボーダーラインのアメリカまでは現在1750ポイント差。日本代表は第3戦が初出場となるのでランキング的には猶予があるものの、2戦分のリザルトで1750ポイントの差を埋めるには表彰台を連続で取る必要がある(3位で800ポイント獲得)。
オリンピックを目指すならば
・ワールドカップでのメダル獲得
が絶対条件と言えるだろう。
年を追うごとにレベルが上がって来ているが、オリンピックを目指すならば遅れを取るわけには行かない。
男子オムニアム
窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が出場予定。ボーダーとの差こそ大きく変わってはいないものの、ランキングは少しずつ下がってきているため油断は出来ない状況だ。
日本としてオリンピックランキングでの順位を守ることを考えるならば第3戦では10位以内には確実に入りたい。そして世界選手権やオリンピックでのメンバー争いのことを踏まえると、窪木としては恐らく次戦以降に出場してくる橋本英也以上のリザルトを残したいところだろう。
男子中距離のエースの座は誰が射留めるのか。ナショナルチーム内でのリザルトにも注目。
女子チームパシュート
梶原悠未/古山稀絵/上野みなみ/吉川美穂(日本ナショナルチーム)が出場予定。
ボーダーであるフランスとのポイント差は1800点。ワールドカップで銀メダルを2回獲得することでやっと並ぶことができる位置だ(2位で900ポイント獲得)。
このような状況であるため、女子のチームパシュートは銀メダル以上を取るしかない。
女子オムニアム
前戦に引き続き梶原悠未(日本ナショナルチーム)が出場予定。第2戦では惜しくもメダル獲得とはならなかったものの、安定したパフォーマンスを発揮し4位という成績を残した。これによりボーダーとの差を更に広げることに成功している。
オリンピックの出場枠獲得は、梶原にとってはお安い御用と言えるかもしれない。トラブル無く進めば第3戦も上位入賞とランキングポイント獲得は堅い。
女子マディソン
梶原悠未/古山稀絵(日本ナショナルチーム)が出場予定。第2戦とはメンバーを変え、アジア選手権スクラッチにて金メダルを獲得した古山が第3戦に出場予定。
チームパシュートからマディソンの枠を獲得可能な8ヶ国を除くと現在7位。ランキングで下にいるスイス、ウクライナも第3戦に出場予定である。第2戦ではスイスとの差を広げることには成功したものの、アイルランドには逆転を許してしまった。
また、アイルランドの更に上にいるポーランドは第3戦へは出場しない。
上記のことから、梶原、古山の両名には
・アイルランド、スイス、ウクライナの3ヶ国に勝つこと
が要求される。
マディソンは配点がチームパシュートと同じく大きくなっているため、1つの順位の違いが大きな差となる。