11月3日にベラルーシ・ミンスクで『2019-2020トラックワールドカップ第1戦』男子マディソンが行われ、ヨーロッパチャンピオンのデンマーク(ラッセ ノーマン・ハンセン/ミカエル・モルコフ)が接戦を制し優勝。ハンセンはチームパシュートと合わせて今大会2冠を達成した。

オリンピックを翌年に控え、ロードレース界を代表するスプリンターもトラック競技に本格的に参戦しはじめた今シーズンのワールドカップ。男子マディソンにもイタリアのエリア・ビビアーニやフランスのブライアン・コカール、デンマークのミカエル・モルコフといったスター選手が顔を揃えた。

200周、50kmで争われるマディソンは、1チーム2人で互いに交代しながらレースを進め、10周に1回、合計20回設けられたポイント周回で点を重ねて、その合計得点で勝者を決めるレース。

レースは序盤から、オランダ、イタリア、フランス、デンマーク、イギリス、スペインといった有力チームが得点を奪い合い、実力拮抗の緊迫した展開が続いていく。

レースは終盤、残り50周を過ぎて終盤に差し掛かったところで10点差の中に6チームがせめぎ合う展開に。

残り50周のポイント周回通過時点の順位

1位 オランダ 27点
2位 イタリア 23点
3位 デンマーク 20点
4位 イギリス 19点
5位 フランス 18点
5位 スペイン 18点

そうした接戦した状況を打開するべく動いたのはデンマークだった。残り40周手前で単独アタック。それに遅れてフランスが追走し先頭集団を形成。

残り40周のポイント周回を1着で通過したデンマークと2着で通過したフランスはその勢いのまま集団に追いつき、ラップを成功させて20点を加算させた。

これでついにデンマークとフランスがライバルから頭一つ出る形となった。その後、ベルギーがラップし上位に浮上。さらに、残り10周手前でスペインがラップを成功させて表彰台圏内に入った。

Men's Madison / TISSOT UCI TRACK CYCLING WORLD CUP I, Minsk, Beralus

残り10周のポイント周回通過時点の順位

1位 デンマーク 52点
2位 フランス 44点
3位 スペイン 41点
4位 ベルギー 34点
5位 オランダ 33点

残すは最後のフィニッシュラインでの勝負となったが、アメリカが単独で逃げを決めた時点でデンマークの優勝がほぼ確定。ガッツポーズをみせながらウィニングランのようにフィニッシュしたデンマークがハイレベルな戦いを制し開幕戦を制した。

デンマークのハンセンはチームパシュートに続き2冠。トラック中距離界で絶対的な存在感を示しはじめたデンマークの今後の勢いに注目が集まる。

男子マディソン結果

優勝:デンマーク(ラッセ ノーマン・ハンセン/ミカエル・モルコフ)52点
2位:フランス(ブライアン・コカール/ベンジャミン・トマ)44点
3位:スペイン(アルベルト・トーレス/セバスチャン・モラ)41点

大会公式リザルト(PDF)