11月3日、東欧ベラルーシの首都ミンスクで行われた『2019-2020トラックワールドカップ第1戦』で女子ケイリンが行われ、ドイツの次世代エースの候補、エマ・ヒンツェが表彰台のトップとなり、自身初のワールドカップ優勝を飾った。日本から出場した太田りゆは7-12位決定戦で4着となり、最終成績を10位とした。

今回、女子ケイリンのエントリーは24人。世界王者リー・ワイジー(李慧詩)を筆頭に世界のトップスプリンターたちを相手に、日本からは太田りゆが単独で挑んだ。

1回戦

全6組で行われた1回戦は、各組1位のみが2回戦に進出できる厳しい戦い。1回戦、太田は3組目に登場。ロシアのダリア・シュメレワ、ドイツのリー ソフィー・フリードリッヒといった強豪が顔を揃えた。

2番手スタートとなった太田は、残り3周を切ってポジションを一度後ろに下げるものの、後続の状況をみて再び位置を上げて先頭に立つ。

残り1周、太田は先頭で逃げ切り体制へ。

しかし、最終バックストレート、2番手のシュメレワとその外側で並走するフリードリッヒが同時に太田を追い抜きにかかる。

結果、3コーナーを過ぎて3車並走となり、強引に間を割って入ったシュメレワが落車。

太田は間一髪で落車は免れたものの右のペダルから足が外れて左足のみのペダリングでフィニッシュラインへ。

しかし、3選手が絡んでる間にアイルランドのロビン・スチュワートが1着でフィニッシュし太田は2着。これにより太田は敗者復活戦に回った。

敗者復活戦