決勝

アジアナンバーワンを決める決勝戦には日本人2人を含む実力者たちがしっかりと顔を揃えることになった。

リー・ワイジー(香港)
イ・ヘジン(韓国)
小林優香(日本)
ゾン・ティエンシー(中国)
ドウィプトリ・クリスモニタ(インドネシア)
太田りゆ(日本)

レースの隊列は先頭からイ→リー→小林→太田→ゾン→ドウィプトリの順。

残り3周でペーサーが退避すると、いよいよクライマックスへのカウントダウンが始まる。緊張感が漂う中、牽制が続いてペースが上がらない。その間に5番手にいたドウィプトリが内側から小林のいた3番手に位置を上げる。

そして残り2周で小林が動いて前に上がっていく。

しかし、残り2周で先頭に出ることに躊躇したのか、小林は再び位置を下げていく。しかし隊列には入る場所がなかった。小林はリー・ワイジーのすぐ後ろ、3番手のドウィプトリ(インドネシア)の外側で並走していく展開を選択する。

そして、そのまま残り1周を迎えペースは一気に上がっていく。なおも3番手の位置で外並走を続ける小林は4コーナーまで粘り、さらに最終ストレートで勝負をかけた。

しかし、2番手という絶好の位置から最後にしかけたリー・ワイジーには届かない。それでも、小林は先頭で逃げたイ・ヘジンをゴール前でかわして2位となった。

優勝はリー・ワイジー。見事6度目のアジア王者に輝いた。また小林の後ろで勝機を伺った太田は、5位でレースを終えた。

優勝 リー・ワイジー(香港)
2位 小林優香(日本)
3位 イ・ヘジン(韓国)
5位 太田りゆ(日本)

大会公式リザルト(PDF)
小林優香インタビュー