本戦
1回戦からは1対1の対戦方式。新田は先日の伊豆ベロドロームで行われたトラックパーティーでも対戦をした、グレッツァー(オーストラリア)が相手。脇本はヤクシェフスキ(ロシア)、そして河端はジェリンスキ(ポーランド)が相手である。
まずは新田がグレッツァーと対戦。途中まで先行した新田だったが、グレッツァーにかわされ1回戦敗退となった。
続く脇本はヤクシェフスキ(ロシア)と対戦。相手の後方からスピードを上げて前をかわそうとするものの、追い抜くことは適わず1回戦敗退。
そして残ったのは河端。河端は開催国ポーランドのジェリンスキに対して先行。追随を許さず1回戦突破。
しかし、2回戦はそのわずか約20分後。河端の対戦相手は予選トップ通過のラブレイセン(オランダ)。河端は1回戦と同じく先行を試みるも、最後の1周で横に並ばれ、フィニッシュはラブレイセンに先を許す形となった。
日本勢の最終結果は、新田と脇本が1回戦敗退、河端は2回戦敗退である。
男子スプリント決勝
男子スプリント、決勝は新田を下したグレッツァーとルディク(ポーランド)の対決である。準々決勝からは、2本先に勝った方が勝利の3本勝負制。
直前の準決勝では、グレッツァーが河端を下したラブレイセンと僅差の勝負を繰り広げて、3本走って決勝進出。一方のルディクはドーキンス(ニュージーランド)に連勝しており、2本で勝ちあがっている。
決勝で初対決となる両者の勝負は、グレッツァーが積極的に先行し、巧みなラインコントロールでルディクを前に出さず、2本連続で勝負を制し、新シーズンのワールドカップ初戦を優勝で飾った。
優勝、マシュー・グレッツァー選手のコメント
準決勝は決勝と思って戦いました。全力でしたね。
決勝は知らない相手だったので、基本へ立ち戻り、自分のレースができるよう、前でしっかりと牽制しながら上手く走れたと思います。マンチェスター(第2戦)でも走るので、また活躍したいです。
河端朋之選手のコメント
200m予選のタイムですが、9秒台だったのでよかったです。タイムが上がって、コンスタントに9秒台が出せるようになったのは良かったと思います。
ただ、まだまだ走りながら改善点が見つかるくらいですね。前のシーズンでは予選落ちだったり、ぎりぎり予選通過で最も強い人と当たって1回戦敗退だったので、進歩は感じています。
ケイリンも出てみたかったですね。マンチェスターでは出れると思います。
男子スプリント 決勝結果
順位 | チーム | 名前 |
1 | オーストラリア | GLAETZER Matthew |
2 | ポーランド | RUDYK Mateusz |
3 | ニュージーランド | DAWKINS Edward |
4 | オランダ | LAVREYSEN Harrie |
大会公式リザルト(PDF)
Photo & Text : Mizuki Ida