7月『2026インターハイ自転車競技』大会初日には女子1kmタイムトライアル、大会3日目には男子1kmタイムトライアルが実施された。
女子は2025年が初の1kmタイムトライアルの実施となり、今大会は2回目。男子にとっては1950年の第1回大会から継続されている伝統の種目。また、More CADENCEとしては、エリート(特に男子の苦しむ姿)での取材に力を入れている種目でもある。今回も男子の競技後の姿を収めてあるのでぜひギャラリーをご覧いただきたい。
高校生の「1kmタイムトライアル」日本一に輝いたのは誰だったのか。レポートでお送りする。
女子は池川(広島市工)が初戴冠
全ては己との戦いとなる1kmタイムトライアル。エントリーは12人、全6組でのレースとなった。
2組目に出走した前島きよの(沖縄向陽)が1分15秒908と好タイムをマークすると、最終組までそのタイムが更新されることはなく、迎えた最終組。と玉井雫月(高松工芸)のレースがスタートすると暫定トップの前島の記録を塗り替えていく2人。
ほぼ同時にゴールした2人だったが、フィニッシュタイムは池川が1分15秒553、対する玉井は1分15秒848とコンマ3秒ほどの遅れとなった。
最終組の2人が暫定記録を塗り替える形でトップ2となり、池川が優勝、2位に玉井、そして3位が前島という結果となった。
| 女子1kmタイムトライアル 最終結果 | ||||
| 順位 | 学校名 | 都道府県 | 選手 | タイム |
| 1 | 広島市工 | 広島 | 池川楽々 | 1分15秒553 |
| 2 | 高松工芸 | 香川 | 玉井雫月 | 1分15秒848 |
| 3 | 沖縄向陽 | 沖縄 | 前島きよの | 1分15秒908 |
女子優勝:池川楽々選手 インタビュー
Q:今の気持ちを教えてください
自己ベストを出して優勝したいねって言っていました。それが叶って嬉しかったです。
Q:かなり僅差の戦いでしたが、その辺りは意識していましたか?
場内アナウンスで「トップタイム更新なるか?」といったことが聞こえましたので、意識はしました。
Q:次の目標はありますか?
国スポでも同じ種目に出る予定ですので、もっと速いタイムを出せるように頑張りたいです。
Q:本日は脚の痛みで動けなくなるなどありましたか?
いや、嬉しさが大きすぎて・・・・(笑)
Q:将来的な夢、希望はありますか?
競輪選手です。今年養成所を受けようと思っています。
男子は松尾(岡山工)が優勝 唯一1分4秒台前半を記録
男子のエントリーは20人、全部で10組でのレースとなった。
電光掲示板の上位では1分5秒台が表示されるなか、8組目に出走した落合隼(静岡北)が1分4秒980と4分台を記録すると、続く9組目。松尾泰成(岡山工)が良いペースでレースに入り、最後までペースを落とさず、1分4秒175と一気にタイムを更新。
最終10組目の日高虎太郎(松山学院)、長嶺六三志(沖縄工)も上位のタイムを記録したものの、松尾には届かず。松尾が2位にコンマ8秒差をつけての優勝を果たした。2位に落合、3位に長嶺という結果となった。
| 男子1kmタイムトライアル 最終結果 | ||||
| 順位 | 学校名 | 都道府県 | 選手 | タイム |
| 1 | 岡山工 | 岡山 | 松尾泰成 | 1分04秒175 |
| 2 | 静岡北 | 静岡 | 落合隼 | 1分04秒980 |
| 3 | 沖縄工 | 沖縄 | 長嶺六三志 | 1分05秒031 |
男子優勝:松尾泰成選手 インタビュー
Q:優勝した今の気持ちを率直に教えてください。
高校3年間で今まで表彰台に立つことはあっても優勝まで届きませんでした。最後のインターハイで表彰台の1番上に立てたことは本当に嬉しいです。
Q:このレースにはどのような気持ちで臨みましたか?
他にも強い選手がたくさんいるなかで、「自分もその一人だ!」という気持ちで臨みました。スタートからしっかりとスピードを上げて、タイムが落ち始める残り400mをいかに耐えて、スピードを落とさないかを意識していました。
最終組の結果待ちで優勝が決まった瞬間。本人は喜びと脚の苦痛が同時にやってきた。
Q:1kmTTは過酷な競技ですが、好きな種目ですか?
はい!1kmTTが1番好きです。高校1年生の時に先輩の怪我をきっかけに補欠として1kmTTを初めて走りました。そこから練習するたびに少しずつタイムが伸びたので、自分に合っている競技だと思うようになりました。
Q:コツコツと努力するタイプですね?
そうだと思います。地道な練習の積み重ねの結果が今日だったと思います。けど、本当の目標は3秒台(1分03秒台)でした。ただ、目標には届かなかったものの、この舞台で自己ベストを出すことができたので満足しています。
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