7月30日に開幕した『令和8年度全国高等学校総合体育大会(2026インターハイ)』。30日の大会初日には女子の個人パシュート、31日の大会2日目には男子個人パシュートが実施され、女子も男子も現日本ジュニア記録の保持者の塩貝穂佳(北桑田)と松田奏太朗(松山学院)が実力を発揮して高校生日本一に輝いた。この記事では男女両種目についてレポートする。

女子は僅差の好勝負

全国から10人が出場した女子の3km個人パシュート。

塩貝穂佳(北桑田)

最終組は塩貝穂佳(北桑田)と大谷奈々(鳥取西)の組み合わせとなった。

大谷奈々(鳥取西)

この2人は春の選抜でも決勝で顔を合わせ、その当時はおよそ8秒差で塩貝が勝利した。塩貝が春、夏の連覇となるのか、それとも大谷がリベンジする形となるのか、注目の組み合わせとなった。

レースがスタートすると序盤に僅かながらもリードしたのは大谷。しかし1kmを通過したところで塩貝がコンマ1秒ほどの差で逆転すると、その後はコンマ1秒の差が変わらないまま2kmを通過し、最終周回へ。

ほぼ同時にフィニッシュした二人だったが、塩貝がコンマ2秒ほどの差で先着。フィニッシュタイムは3分56秒234。大谷のタイムは3分56秒474。そしてこの2人が暫定トップタイムを塗り替える形となり、塩貝が優勝。

大谷が2位。そして3位には阿部陽海(栄北)。

塩貝が春の選抜に続き夏のインターハイを制する結果となった。

女子個人パシュート 最終結果
順位 学校名 都道府県 選手 タイム
1 北桑田高校 京都 塩貝穂佳 3分56秒234
2 鳥取西高等学校 鳥取 大谷奈々 3分56秒474
3 栄北高等学校 埼玉 阿部陽海 4分01秒535

最終結果(公式Xリンク)

松田奏太朗が圧倒的なパフォーマンスで2年連続の優勝&大会新を記録

男子個人パシュートには25人が出走。

松田奏太朗(松山学院)

注目は前年のチャンピオンで選抜でも優勝している松田奏太朗(松山学院)。

その松田は最終走者となり、24人のレース終了を待っての出走となった。暫定トップは3分26秒095を記録した寺町悠希(帯広南商)。

最終走者の松田がスタートすると、計測毎に暫定トップタイムを大きく塗り替えていきながら、周回を重ねていく。

終盤には優勝が事実上決まったものの、会場が期待したのはフィニッシュタイム。松田が3kmを駆け抜けると電光掲示板には3分18秒304の表示。

2位におよそ8秒の大差をつけて、大きな歓声と共にインターハイ2連覇の栄冠を勝ち取った。

男子個人パシュート 最終結果
順位 学校名 都道府県 選手 タイム
1 松山学院高等学校 愛媛 松田奏太朗 3分18秒304
2 帯広南商業高等学校 北海道 寺町悠希 3分26秒095
3 瀬田工業高等学校 滋賀 川分琉楓 3分27秒413

最終結果(公式Xリンク)

女子優勝 塩貝穂佳選手 インタビュー

Q:おめでとうございます!今の気持ちを教えてください

全日本でも新記録を出したり選抜でも優勝していたので、この1位を守るという緊張感もありつつ、 地元なのでたくさんの人たちが応援してくれていました。応援してくれる人たちに優勝して恩返ししたいという気持ちで走りました。

Q:次の目標はありますか?

高校ではこれが最後で、 次も大学では 競技を続けたいと思っています。エリートになってもエリートの新記録を狙います。また、レース系があまり自分の中で得意ではないので、レース系でうまく立ち
回って走れるように頑張りたいです。

Q: 次の種目はポイントレースですね?

はい。初めて出場します。

Q:頑張ってください。ところで憧れの選手はいますか?

垣田真穂選手です。自転車を私が始めた時に活躍していたのが垣田選手なので。あとは一つ上の先輩の西原夕華選手です。本当にたくさんお世話になって、いろいろ教えてもらいました。西原先輩にまず追いついて、そして垣田さんとも戦えるような選手になりましたいです。

男子優勝 松田奏太朗選手インタビュー

Q:おめでとうございます。今の気持ちは?

3年生の最後の3キロで最高の結果で追われて本当に嬉しいです。

Q:今回はどのような気持ちでこの大会に臨みましたか?

いつも通りの自分の走りをしようと思いました。最後の最後はもう気合で追い込むことができました。

Q:35度くらいの中での走りとなりましたが暑さを感じたりしましたか?

気持ちが高ぶっていたこともあり、あまり感じていなかったです。

Q:この3年間の想いを乗せて走れましたでしょうか?

チームメイトとずっともがきあって、苦しみをやってきた中だったので、チームの想いも乗せて走り切れました。自分もそうですし仲間も伸び悩んだ時期もありました。その中でお互い励まし合いながら、チームとして本当に強くなれたかなと思います。全員で力を上げていくことができたので、最高のチームだったと思います。

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