2026年6月12日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026全日本選手権トラック』。
本記事では、大会最終日の15日に実施された男子・女子の個人パシュートの様子をまとめてお伝えする。

個人パシュートとは?

距離4キロ、トラック16周を一人で走り抜き、その早さを競う個人パシュート。
2025年より、男女ともに4kmの距離に統一された。

男子個人パシュート 3-4位決定戦

3-4位決定戦は兒島直樹(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR)と窪木一茂(TEAM UKYO)の対決。

序盤から窪木がリードし、一気に兒島との距離を縮めていく展開となった。

なんと4周半で窪木が兒島を追い抜き、3位を確定させた。

男子個人パシュート 決勝

決勝の組み合わせは、伊澤将也(Radical Aero Club:予選1位:4分16秒611)と梅澤幹太(HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR:予選2位:4分17秒608)。

レースは伊澤がスタート直後からハイペースで走り、少しずつ梅澤に迫っていく展開。

残り2周、梅澤を視野に置きながら、いつ伊澤が梅澤を捕らえるのか、チラチラと伊澤が前を確認しながら踏み込んでいく。

最終周回では、伊澤が梅澤に追いつく寸前まで迫ったものの、ギリギリで追いつかずにフィニッシュ。

タイムは4分12秒856で、日本記録(窪木一茂:4分8秒669)には届かなかったが、大会記録を更新する好走で優勝を飾った。

男子個人パシュート リザルト

順位 選手名 所属 決勝タイム
1位 伊澤将也 Radical Aero Club 4:12.856(大会新)
2位 梅澤幹太 HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR 4:21.100
3位 窪木一茂 TEAM UKYO 追抜勝

最終リザルトPDF

伊澤将也インタビュー「考えられる手段は全て試した」

Q:表彰台に上がった気持ちは?

昨年からこの個人パシュートのために準備をしてきて、入賞できなかったら終わり、くらいの気持ちで挑んできたので、ただただ嬉しいの一言です。

Q:4km個人パシュートはもともと得意な種目だったのですか?

実は、あまり得意ではありませんでした。学生時代は自己ベストが4分52秒前後。そこから5年くらいかけて、タイムを縮めていきました。

Q:タイムを縮めるために、フィジカル面以外でも努力をされているとか?

そうですね、ヘルメットの形状から、走りのフォーム、フレームサイズの調整など、空気抵抗を減らすために、考えられる手段は全て試しました。自分でタイムをシミュレートする計算式をつくって、その通りにベースを作って走ったりもしました。

Q:次に目を向けている場所は?

他種目でも結果を出したいです。今回はエントリーしていませんが、1kmタイムトライアルは比較的得意な種目だと思うので、次回はそこで優勝したい。チームとしては、チームパシュートで勝てなかったので、次こそは優勝したいですね。

女子個人パシュート

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