楽天Kドリームスプレゼンツ「PUSHアワード」。6月13日、『2026全日本自転車競技選手権大会トラック』2日目で、熱烈なファンも増えてきた(?)PUSHアワードが開催された。

PUSHアワードとは

PUSHとは、スプリント種目の予選として行われる200mフライングタイムトライアル(200mFTT:ハロン)のスタートで、選手をトラック上に送り込むため、コーチやチームスタッフが選手を押すこと。

その「PUSH」を審査員のフィーリングで採点し、勝手に賞を授与し始めたことが起源のPUSHアワード。国際大会では各国のコーチがそれぞれ独自のスタイルでPUSHを行っており、過激に飛び上がったり、カエルのように跳んでいたりとバラエティ豊かである。

表向きの評価基準は以下の3点。

実際は「なんとなく」もとい審査員の独断と偏見で選ばれる。

① 芸術点

② 技術点

③ 消費カロリー(なんとなく見た感じ)

優勝候補筆頭:ロバート・K・ハンソン

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2025年は惜しくもチャンピオンを逃す

優勝候補に挙げられていたのは、昨年同様ロバート・K・ハンソン。ナショナルチームの通訳として活躍しているが、「PUSH」を含めて様々な役割をこなす。「今年は優勝狙っていますよ」のコメント通り、昨年優勝を逃した悔しさからか本人も気合いが入っている。

表彰対象となったのは、女子と男子のエリートカテゴリーの予選。女子は9人、男子は27人の選手が出走した。

会場や中継では、各選手の走りの後にリプレイが放映され、新田祐大選手と鈴木奈央選手が評価を続けていく。「体幹が良くないとあのプッシュはできない」「腹圧を上げて力のこもった良いプッシュ」「やってやったぞ感にも種類がある」……などそのコメントはアスリートの論評そのもの。

力強い両手のPUSHは、まるで“かめはめ波”

まず審査員の目を引いたのは男子エリートの2番目に出走した小野祥吾(日本大学)をPUSHした田中天悠。

両手でしっかり選手を押し出した後のフォロースルー……それはまるでドラゴンボールの代表的な必殺技「かめはめ波」のよう。

鈴木奈央選手も「しっかりと選手を押し出していただけではなく、やはり決めポーズの得点が高いですね」と太鼓判。

その後も各選手の出走に合わせて、続々とプッシュが行われていくなか、徐々に疲労の色も濃くなってくる……。

プッシュアワード, 2026全日本選手権トラック, 伊豆ベロドローム

気持ちのこもった苦行僧のような表情。

躍動感あふれる短パンでの跳躍。

気合いの表れたハチマキ姿が印象的な人も。

男子の終盤ではナショナルチームの出走が続き、優勝候補筆頭のロバートや、ジェイソン短距離ヘッドコーチが連続でプッシュを続けていく。

全体を通しての“消費カロリー”が多かったのは間違いなくこの2人だろう。

今年の審査では票が割れたものの、最終的に票を最も集め、2代目チャンピオンに輝いたのは田中天悠。映えある2代目の「PUSH」チャンピオンジャージが贈られた。

この日の大会プログラムの最後に表彰式が実施され、優勝記念のチャンピオンジャージが贈呈された。さらに副賞として、株式会社ケイドリームス顧問の高崎正嗣氏より「楽天Kドリームスグッズ 詰め合わせセット」が贈られた。

田中天悠 インタビュー

Q:プッシュアワードを獲得した今のお気持ちを聞かせてください。

2回目となるプッシュアワードを受賞できて嬉しい気持ちです。

Q:いつもプッシュをする時に考えていることはありますか?

実は今日が初めてのプッシュだったんです。練習もほとんどしたことはありません。ただ、今から走る選手が活躍できるように応援する気持ちをぐっと送ろうとは意識していました。

Q:では自然とあの“かめはめ波”ポーズに行き着いた?

実はプッシュアワードのことは知っていたので狙いにいきたい気持ちもありました。ただ何をするかは決めていなくて……身体が動くままにプッシュしたらあの体勢になりました。

Q:両手から“気”を送っているわけですね。受賞おめでとうございました。

ありがとうございます。明日はオムニアムに出場する予定なので、そちらでも活躍できるよう頑張ります!

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