UCIアジアツアー『ツアー・オブ・ジャパン2026』。このレースは5月24日(日)〜31日(日)の8日間にわたって開催中。大会も終盤に差し掛かった29日の第6ステージをジャパンナショナルチームのチームマネージャー宮崎景涼氏によるレポートでお届けする。
第6ステージ スルガ銀行 富士山
62.1km=2.2km+10.3km×4周回+2.4km+16.3km(パレード8.1km)
ジャパンナショナルチームは梅澤幹太、島崎将男、吉田奏太、三浦一真、新藤大翔の5人で第6ステージへ。
ツアー・オブ・ジャパンの総合成績はこの富士山ステージで決まるといっても過言ではない超級山岳コースの第6ステージ。総合成績が1分程度なら簡単に入れ替わってしまうほどのハードなコースは、今年から前半の周回部分が若干変更になるものの富士山までのヒルクライムは健在。ジャパンナショナルチームとしてはU23新人賞で2位につけている島崎の逆転を狙う。
ヒルクライムに集中 新人賞争いの行方は?
レースはスタートから7人の選手が抜け出し、タイム差を稼ぐもジャパンナショナルチームは集団待機。前半の周回コースは意外にも起伏と風があり、体力を消耗する割にはメイン集団が圧倒的に有利で集団がペースを上げればあっという間にそのタイム差を飲み込んでしまうレイアウト。作戦として後半のヒルクライムに全集中することにした。
周回が終わり、いざ富士山へのヒルクライムが始まるという場面。チームメンバー全員で島崎を集団前方まで引き上げて、あとは島崎のヒルクライムに託すこととなった。チームカーで集団を追走していても、各チームの選手たちが次々と遅れていき77人でスタートした集団はあっという間に30人以下に絞られてしまった。

登りで苦しそうな表情の島崎
残り8km地点あたりでU23新人賞の暫定リーダーであるウィル・ヒース選手と共に島崎は遅れてしまう。ここでウィル・ヒース選手にタイム差をつけてゴールすることができれば逆転の可能性が見えてくるため必死に力を振り絞ったが、あまりの勾配のキツさにラスト3kmあたりからウィル・ヒース選手との距離が開き始め、島崎は最終的に23位でゴールするも、タイムを詰めるどころか1分30秒の差を広げられてしまう結果となった。
その他の選手たちもそれぞれのペースで完走を果たし、明日の相模原ステージへと進んだ。

新藤大翔

梅澤幹太

吉田奏太

三浦一真
第6ステージ スルガ銀行 富士山 リザルト
| 順位 | 名前 | 所属 | タイム |
| 1位 | マッテオ・ファッブロ | ソリューションテック NIPPO ラーリ | 2:03:54 |
| 2位 | カミール・ボヌー | ソリューションテック NIPPO ラーリ | 2:04:26 |
| 3位 | エドアルド・セプルベダ | リーニンスター | 2:04:45 |
| 23位 | 島崎将男 | 日本ナショナルチーム | 2:10:53 |
| 39位 | 吉田奏太 | 日本ナショナルチーム | 2:18:03 |
| 49位 | 新藤大翔 | 日本ナショナルチーム | 2:22:28 |
| 53位 | 梅澤幹太 | 日本ナショナルチーム | 2:23:42 |
| 67位 | 三浦一真 | 日本ナショナルチーム | 2:27:24 |
宮崎マネージャー コメント
エリートカテゴリーのトップ選手でさえ苦しむので、このコースで島崎はとても良い走りをしてくれました。結果的にはU23新人賞からは遠ざかってしまいましたが、今出せるベストな走りだったと思います。またその他の選手たちも島崎のために自分たちができる最大限の仕事をそれぞれこなしてゴールができたことも素晴らしかったです。
今回のジャパンナショナルチーム全員が確実に初日の堺ステージよりも成長しているのは間違いありません。明日の相模原ステージでは更なる大きな成長のために挑戦しますので、応援よろしくお願いいたします。
▶︎これまでのレースレポートはコチラ
島崎将男がU23の2位をキープ ナショナルチームレポート/『ツアー・オブ・ジャパン2026』第5ステージ 綿半 信州飯田

