2026年6月、新型コロナ禍による中断期間を経て、7年ぶりに再開する競輪の外国人選手招聘レース『競輪ワールドシリーズ2026』。自転車トラック競技の選手として世界選手権やオリンピックで活躍する「世界トップ」のスターたちが、日本の競輪に出走する特別なレースが開幕を目前に控えている。

しかし、2026年6月は他にも競輪・トラック競技ファンにとって注目のレースが目白押し!

この記事では各レースのスケジュールや、どのようなレースなのかをご紹介していく。

6月3日(水)〜5日(金)『競輪ワールドシリーズ2026』防府

ハリー・ラブレイセン, Harrie Lavreysen, 2026ジャパントラックカップ Ⅱ, 伊豆ベロドローム, 2026 Japan Track Cup Ⅱ, Izu Velodrome, Japan

ハリー・ラブレイセン

山口県・防府競輪場で開催される『競輪ワールドシリーズ2026』の初戦。下記の外国人選手が出場する。

男子 ハリー・ラブレイセン
ジョセフ・トゥルーマン
女子 エレセ・アンドルーズ
マチルド・グロ

いずれも世界選手権やオリンピックで活躍している「世界最強」レベルの選手たち。特にハリー・ラブレイセンは金メダルコレクター(世界選手権20個、オリンピック5個)で、トラック競技ファンなら「ラブレイセンが競輪に!?」と色めき立ってしまう選手だ。初めての日本の競輪でそのパワーをどのように見せてくれるか、期待が集まる。

6月12日(金)〜15日(月)『2026全日本選手権トラック』伊豆

女子ポイントレース, 2025全日本選手権トラック, 伊豆ベロドローム

防府の『競輪ワールドシリーズ』の翌週には、静岡県・伊豆ベロドロームで『全日本選手権トラック』が開催される。

本大会は自転車トラック競技の「日本一」を決める大会。前述したラブレイセンらと世界で競い合っている日本ナショナルチーム(日本代表チーム)メンバーのほか、アマチュア選手や学生、パラサイクリングの選手らも参加し、それぞれのカテゴリー(出場区分)で速さとテクニックを競う。まだ出場予定選手は発表されていないが、中野慎詞、太田海也、佐藤水菜など競輪選手を兼ねたナショナルチームメンバーも出場見込みだ。

2025全日本選手権トラック, 伊豆ベロドローム

また、昨年(2025年)大会ではストライダーイベントや自転車かき氷といったさまざまな出店やイベントが行われ、「お祭り気分で楽しめるイベント」としての側面も確立した。今年はどのようなイベントが行われるのか?といった部分も楽しみにしたい。

【2025全日本選手権トラック】観るだけじゃない全トラへ 進化した会場の姿

6月16日(火)〜21日(日)『高松宮記念杯競輪』『パールカップ』岸和田

高松宮記念杯競輪(G1), 岸和田競輪場

そして全日本選手権(〜15日)の翌日(16日)からスタートするのが、大阪・岸和田競輪場で行われる『高松宮記念杯競輪』および『パールカップ』。男子は年間6つ、女子は4つしかないG1レースの1つだ。

レースの行方も気になるところだが、もうひとつ気になるのは「全日本選手権からはしごする選手」の存在。ナショナルチームメンバーとしては、以下の選手たちが『高松宮記念杯競輪』『パールカップ』に出場予定となっている。

男子 中野慎詞
太田海也
女子 佐藤水菜
仲澤春香

競輪開催において、選手たちは前日に会場に到着し「前日検査(前検)」を受ける必要がある。そのため、全日本選手権にも出場する場合、最終日は欠場する可能性もあるだろう。例年全日本選手権の最終日は1kmTTが行われるが、この種目はオリンピック種目ではないこともあり出走しない選手も多いので、そこは例年と変わりがないかもしれない。

新田祐大, 男子1kmTT, 2025全日本選手権トラック, 伊豆ベロドローム

1kmTTはこんな種目です(新田祐大)

とはいえ、4日間の「日本一決定戦」を終えて休む間もなく大阪に移動する……と思うと、ハードスケジュールに変わりはない。そういった「大変さ」「タフさ」に思いを馳せてみるのも面白いかもしれない。

6月26日(金)〜28日(日)『競輪ワールドシリーズ』小倉

マシュー・リチャードソン, Matthew RICHARDSON, GBR, 競輪ワールドシリーズ(外国人選手招聘レース)2026, KEIRIN WORLD SERIES 2026

マシュー・リチャードソン

岸和田での熱いレースの翌週は、福岡県・小倉競輪場で『競輪ワールドシリーズ』の第2戦が開催される。今回出場する外国人選手は以下の選手。

男子 ジョセフ・トゥルーマン
マシュー・リチャードソン
女子 ヘティ・ファンデルワウ
エレセ・アンドルーズ

先に紹介したハリー・ラブレイセンが「現王者」なら、マシュー・リチャードソンは「ラブレイセンの牙城を崩す最大の対抗馬」。本開催は金・土・日にかけて行われるので、じっくり観戦しやすいという方も多いだろう。日本の競輪という舞台で、世界トップの脚をぜひ楽しんでいただきたい。

『競輪ワールドシリーズ』については特設ページに情報がまとまっている。レーススケジュールのほか、各選手へのインタビューやプロフィールなども掲載されているため、ぜひ参考にしていただきたい。

競輪ワールドシリーズ2026

目白押しの6月を楽しんで!

競輪ワールドシリーズのほか、全日本選手権や高松宮記念杯など、毎週のように注目のレース・大会が行われる2026年6月。「競輪はわかるけど」「トラック競技なら好きだけど」という「片方だけ嗜んでます」タイプの方は、ぜひこの機会に2つのフィールドをまたいで楽しんでみてはいかがだろうか。

下記に参考になりそうな初心者向け記事を掲載する。参考としてお役立ていただきたい。

競輪、何から始めればいい?初心者向け記事リンク集

超・初心者向け「自転車トラック競技」ガイド/競輪との違いや日本のスター選手、入門におすすめの大会を紹介