2026年5月14日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』。
16日に実施された男子スプリントには、太田海也や中野慎詞などの日本ナショナルチームや、アジズルハスニ・アワン(マレーシア)、ジョセフ・トゥルーマン(イギリス)など、注目選手が多数出走した。本記事ではレースの模様をレポートしていく。
男子スプリント
予選 200mFTT

高橋奏多&ロバート通訳のコンビ
この種目には29人がエントリー。そのうち、上位16人がトーナメント方式の1回戦へと進む。
13番目に走った市田龍生都が、その時点での暫定トップタイム9.657(自己ベスト更新)を出したのを皮切りに、日本勢が次々を記録を塗り替えていく。最後は、太田海也が9.498を出してトップ通過。
日本ナショナルチームは全員が1回戦へと進んだ。

日本のジェイソン・二ブレット短距離ヘッドコーチ&市田龍生都

トゥルーマンとリチャードソンのコンビ(珍しいです)

ブノワ・べトゥ中国短距離ヘッドコーチのプッシュ
上記写真でも紹介したようにスタッフ陣のプッシュ対決も忘れてはならない。
1回戦〜準々決勝までも注目のカードが多数
1回戦でアジズルハスニ・アワン(マレーシア)VSジョセフ・トゥルーマン(イギリス)という高カード、他に、日本選手同士の組み合わせによる対決が多数行われるなど、準々決勝までも注目のレースが多かったこの種目。
準決勝に進出したのは、太田海也、中野慎詞、アジズルハスニ・アワン、ライアン・テイト(オーストラリア)の4人。
準決勝
太田とアワン(マレーシア)の対戦。緩急を付けた走りで牽制してくるアワンに、後ろにぴたりと着いて離れない太田だったが、残り1周半となるところで前へ出ると、そのまま引き離して先着。
2本目は、太田が途中で落車して仕切り直しとなったが、その影響を感じさせないスピードで先行して太田が勝利。決勝進出が決定した。
もう1組は中野慎詞とライアン・テイト。先行した1本目、ラスト半周で捲った2本目と、異なる走りで中野がストレート勝ちし、決勝へ。
頂点を巡る決勝は、太田と中野の対決となった。
決勝
普段から一緒に練習をすることも多く、互いをよく知った者同士による決勝対決。
1本目、中野が前へ、太田が後ろでレースはスタート。しかし1周が経過するところで太田が内側を突いて前に出ると、一気にレースがペースアップしていく。
内側から外側へと太田が中野に寄せていき、進路を阻んでいく。そして最終周回に入る前に自分のタイミングで仕掛けたのは太田。先行して中野に並びかけることを許さずに先着。
続く2本目。今度は中野が後ろからのレースとなるが、残り2周を切って、外から前に出ていくと、徐々にスピードが上がっていく。しかし自転車2つ分ほどの差で中野との距離を保つ太田。
残り1周を目掛けて中野がフルスプリント勝負を仕掛けるが、残り半周では後ろの太田が外から加速していく。
最終ストレートでは横並びとなった両者だったが、僅かに前に出たのは太田。最後はアジアの英雄アジズルハスニ・アワンが得意とするウィリーフィニッシュを見せて、優勝を決めた。
3位決定戦で対決したのは、ベテランのアワンと若手のライアン・テイト(オーストラリア)。こちらは1、2本目ともに、アワンが残り半周でテイトを抜き去り、3位を獲得した。
男子スプリント リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 | |
| 1位 | 太田海也 | チーム楽天Kドリームス | |
| 2位 | 中野慎詞 | チーム楽天Kドリームス | |
| 3位 | アジズルハスニ・アワン | AWANG Mohd Azizulhasni | マレーシア |
| 5位 | 三神遼矢 | 日本 | |
| 6位 | 尾野翔一 | 日本 | |
| 9位 | 市田龍生都 | チーム楽天Kドリームス | |
| 10位 | 高橋奏多 | 日本 | |
| 11位 | 中石湊 | チーム楽天Kドリームス |





