2026年5月14日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』。

大会初日に実施された女子スプリントには、佐藤水菜や仲澤春香らが出場。佐藤水菜が中国の世界トップを争うユアン・リインを倒して優勝。本記事ではレースの模様をレポートしていく。

女子スプリント

スタートリスト

佐藤水菜、酒井亜樹、仲澤春香、山田南といったナショナルチームに加え、ユアン・リインを筆頭に世界大会で結果を出し続ける中国代表ら22人がエントリー。上位8名のみが予選を通過する。

予選200mFTT

ユアン・リイン

今大会最初のレース種目となった女子スプリント予選。10秒台中盤のタイムで上位陣が占められるなか、残り2人で中国のユアン・リインが登場。10秒360と大きくトップタイムを更新すると、会場からは大きな拍手が送られた。最終出走で登場した佐藤水菜も10秒404のタイムを出し予選を2位で通過。仲澤春香も10秒850で7位通過となった。

予選上位4人

ユアン・リイン 10秒360
佐藤水菜 10秒404
ジャン・ユールー 10秒582
ワン・リーファン 10秒598

予選リザルト

決勝 佐藤水菜 VS ユアン・リイン

決勝へと進んだのは、ともに全レースをストレートで勝ち上がってきた佐藤水菜とユアン・リイン。

1本目はユアン・リインが先、佐藤が後ろでレースが始まる。時間をかけながらお互いの手の内を探る展開が続く。ユアン・リインが先にスピードを上げて仕掛けると佐藤水菜も追走するが、ユアン・リインがスピードを落とすことなく競り勝ち、1本目を勝ち取る。

あとがなくなった佐藤が先にスタートする2本目。1本目とは異なり、スムーズに半周ほどが過ぎていく。

4コーナー付近で外側に膨らんでいたユアン・リインが一気に駆け降りて佐藤を抜き去ると、2周目で一気に加速して引き離していく。自転車2台分ほどの距離が空き、佐藤もペースを上げて追走するものの、ユアン・リインの強烈なスパートになかなか距離が縮まらない。

最終コーナーで並びかけるも、最後の直線粘るユアン・リイン。しかし、最後の最後に佐藤が並び、ほぼ同時にフィニッシュラインを通過。観客席もざわめく中、時間が経ち佐藤の勝利がアナウンスされると拍手に包まれ、勝負の行方は3本目にもつれこむ。

勝負が決する3本目。ユアン・リインが前、佐藤が後方でスタート。

半周を過ぎてお互いが徐々に加速していく中、4コーナーを超えたあたりでユアン・リインが佐藤から目線を切った瞬間、佐藤が駆け降り前へ出ると、さらにユアン・リインの走路を妨害する形で外へと追いやっていく。

ここから佐藤が踏み込み、速度をどんどん上げていく。2周目のバックストレートでは2人の差は自転車3〜4台分ほどの差。

最終周に入り、ユアン・リインもペースを上げて追いかけるが、前を行く佐藤との距離はなかなか縮まることはなく、佐藤がそのまま先着でフィニッシュ。

果敢なロングスプリントを見せた佐藤が、世界大会でも数多く争ってきたライバルを破り、大会初日のスプリントタイトルを手にした。

女子スプリント リザルト

順位 選手名 所属
1位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス
2位 ユアン・リイン YUAN Liying 中国
3位 ワン・リーファン WANG Lijuan 中国
7位 仲澤春香 チーム楽天Kドリームス
11位 酒井亜樹 チーム楽天Kドリームス
15位 山田南 日本

最終リザルトPDF

佐藤水菜インタビュー

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