2026年5月14日より、静岡県・伊豆ベロドロームで開幕した『2026ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』。

大会2日目に実施された女子オムニアム。午前中にマディソンにも出場したメンバーも出場し、タイトなスケジュールの中で次々と熱戦が繰り広げられたレースの模様をレポートしていく。

女子オムニアム

ルール:1日で4種目を1人でこなし、各種目で得たポイントの合計ポイントを競う過酷なレース。スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの順に実施していく。

スタートリスト

HPCJC-BRIDGESTONE ANCHORからは午前中のマディソン20kmを制した内野艶和と垣田真穂、そして水谷彩奈が出場。マディソンで落車となった岡本美咲は欠場。マディソン2位となった日本ナショナルチームの梶原悠未と池田瑞紀も含め、20人がエントリー。

【スクラッチ】

先頭を入れ替えながら、長い隊列となり周回を重ねていく。10周を切ったあたりで内野艶和を先頭にペースアップ。最終周に入り、スプリント勝負で梶原悠未が先頭に抜け出すも、ニン・チェン(中国)がラストスパートで差し切って1着。梶原が2着、垣田真穂が3着に入った。

【テンポレース】

レース序盤から後続を大きく引き離したウェイ・スワン(中国)とマッケンジー・ミルン(ニュージーランド)が終盤までほぼ交互にポイントを獲得していく。最終周で集団が追いつくと梶原が先頭でフィニッシュして1ポイントを獲得し3位に。終盤に8連続でポイントを獲得したウェイ・スワンが1位、マッケンジーが2位。

【エリミネーション】

残り10人の時点で日本勢では内野艶和、垣田真穂、梶原悠未、水谷彩奈が残る。フィニッシュラインを超える時には横並び僅差での除外が続き、ギリギリのサバイバルレースに観客席からも緊張感のある歓声が上がる。

最後に残ったのは梶原とリー・ジーウィン。先行するリー・ジーウィンがスパートを仕掛けるが、梶原が最後の直線で差し切って先着。この勝負を制した梶原は3種目すべてで3位以内に入り、暫定1位となった。

【ポイントレース】

3種目を終えての暫定順位は

梶原悠未 114
内野艶和 98
垣田真穂 96
リー・ジーウィン 94
ウェイ・スワン 94

の順。

最終種目のポイントレースでは、暫定順位2位の内野に16ポイント差をつけて首位に立つ梶原の巧みなレース運びが目立つ。

下位の選手の動きには反応せず、トップ争いに関わる内野や垣田、リー・ジーウィンの動きを冷静に見ながらのレースを展開。特に内野の後ろをキープし、徹底的にマークする。

残り50周のポイント周回では、梶原が加速し、1着・5ポイントを加点。内野は集団からのアタック、脚を溜めてからのスプリント勝負など、さまざまな仕掛けを見せるが、その動きに梶原がしっかりと反応していく。梶原は30周、20周のスプリント周回でも内野の後方から差して1着の5ポイントを獲得し、勝利をほぼ手中に収める。

終盤には内野がスパートをしかけるが、残り3周の時点で後方に下がってしまう。追走してきたリー・ジーウィンが1着でフィニッシュし、10ポイントを獲得。そして最終的に合計ポイントで内野を逆転し、2位となった。

要所要所で冷静な対応を見せた梶原がオムニアムを制した。

女子オムニアム リザルト

順位 選手名 所属 総合ポイント
1位 梶原悠未 日本/TEAM Yumi 129
2位 リー・ジーウィン LEE Sze Wing 香港 117
3位 内野艶和 日本/HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR 113
4位 垣田真穂 日本/HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR 101
9位 池田瑞紀 日本 76
12位 水谷彩奈 日本/HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR 70
DNS 岡本美咲 日本/HPCJC-BRIDGESTONE ANCHOR

最終リザルトPDF

梶原悠未インタビュー

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