オリンピックでメダルを獲るということ
Q:日本に初めて来たのは東京五輪で銀メダルを獲得した時だと思いますが、メダルを獲得したことで人生での変化はありましたか?
まず、当時は、あの経験が自分の人生の中での最も素敵なものだったと言えます。今でもその中の1つです。自分の中では大きなことで、その後の成長にも役立つ経験になりましたが、周囲のことで考えるならば、特に大きな変化は無かったと思います。
あの時はまだ21歳だったので、メダルを日本で獲得できたことは素晴らしい経験でしたし、思い出の地となった日本が大好きになりました。
Q:メダルを獲ったのはケイリンでした。その頃も今も好きな種目はケイリンでしょうか?
はい。ケイリンは限界まで走ること、可能な限りスピードを出すこと、そして勝つためには他の選手との駆け引きなどたくさんの要素が必要となります。複雑な要素が絡み合っているのでケイリンが好きです。今も昔も変わりません。
Q:スプリントとケイリン、どちらが向いているか?と聞かれたらどうでしょうか。
難しい質問ですね(笑)以前はスプリントの経験が少なかったこともあり、いつもケイリンと答えていましたが、今はスプリントでもさまざまな経験を得ました。なので理由は異なるとはいえ、答えとしては両方と言えると思います。
Q:すでに世界で誰もが目指すオリンピックの金を個人種目では獲得していますが、まだまだモチベーションはありますか?
まだまだありますよ!モチベーションは「もっと強くなりたい」という気持ちから来ます。パリではもちろん素敵な結果ではありましたが、結果だけではなく、モチベーションを保つには別の理由も持っていなければならないと思います。その他の理由という面が結果以外の意味をもたらすことなんだと自分の中では思っています。

パリ五輪での金メダル(中央がアンドルーズ)
Q:では次のオリンピックも金狙いですよね?
狙っていきたいとは思いますが、女子の短距離には強力な選手たちがひしめき合っていますから、勝つためにはこの2年間で全てを捧げないと難しいと思います。
Q:パリ五輪での2冠で気づかされる部分はありましたか?
もちろん。ニュージーランドはとても小さい国で、スポーツ大国ではありませんが、自分が成したことは母国が誇りに思ってくれています。そして私は若い世代、次世代のアスリートに刺激や影響を与えることが好きなんです。国から得る栄誉と次世代への影響力、パリの後にこの2つの大切さに気づきました。
Q:ニュージーランドに戻ると自分が有名になったとか、気付かれるようになった、そんなこともありましたか?
時々ありますが、自転車競技の選手ってちょっと特殊だと思うんです。競技をしている時はヘルメットとバイザーをしているじゃないですか?普段の私とレース会場の私が異なる姿なので、気付かれにくくなっていると思います。