2026年4月24日より、マレーシア・ニライで開幕した『2026ワールドカップ第3戦』。
大会最終日に行われた男子スプリントには、中石湊と高橋奏多が出場したレースのレポートをお届けする。
男子スプリント
男子スプリントにエントリーしたのは54人。世界最強スプリンターのハリー・ラブレイセン(オランダ)、前日のケイリンで開催国の期待を一身に受けて優勝したアジズルハスニ・アワン(マレーシア)、中南米のスピードスター、ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)に加えて日本からは中石湊、高橋奏多が出走した。
【予選】日本選手は共に予選を通過
予選は助走をつけた200mタイムトライアル。54人中28人が対戦レースとなる本選に進む。
予選上位TOP3
| 予選順位 | 選手名 | 所属 | 予選タイム | |
| 1位 | ハリー・ラブレイセン | LAVREYSEN Harrie | オランダ | 9.414 |
| 2位 | ニコラス・ポール | PAUL Nicholas | トリニダード・トバゴ | 9.464 |
| 3位 | アジズルハスニ・アワン | AWANG Mohd Azizulhasni | マレーシア | 9.601 |
中石は9秒779で12位、高橋は9秒862で21位で1回戦進出を決めた。
しかしながら、1回戦はなんと日本人同士、中石vs高橋のカードとなってしまった。
【1回戦】中石が主導権を握り先へ進む
中石vs高橋のレース。高橋が前、中石が後ろでスタートしたレース。この勝負は1本勝負となる。1周を経過するところで中石が前に出ると、主導権を握ったのは中石。前で徐々にスピードを上げながら残り1周半でスプリント体制へと入る。残り1周となるところで外からは高橋が並びかけるが、両者が並走して進むと、内側の中石が残り半周で前に出て勝負あり。中石が先着して勝ち上がりを決めた。
中石の2回戦。予選12位の中石の対するは予選5位のヘンリク・ハクマン(ドイツ)。中石が残り2周から先行していき、高橋との対戦と同じように主導権を握っていく展開。最終周回では全開で踏んでいく中石にハクマンは並びかけることができず。中石が先着して準々決勝へと進出した。
【準々決勝】
中石の相手は予選20位のニキータ・キリルチェフ(個人参加)。ここからは2本先取で勝ち上がる。
1本目は、中石が前となってレースが進む。残り1周半でスピードを上げた中石がキリルチェフと十分な距離を開けて進むと、3コーナー辺りでバンクの上部へと駆けあがっていき、失速。このタイミングを逃さなかったキリルチェフが内側から前に出ると、今度はキリルチェフが先行体制へ。中石は後ろから追ったものの、キリルチェフを捕まえることは出来ずに2着。
後が無くなった2本目。中石は後ろから攻めていく。残り1周半を切ってキリルチェフの内側を攻めていくが、この動きが防がれてしまって仕切り直す中石。最終周回前にバンクの傾斜を使って再度アタックするも、再びこの動きに合わされてしまい前に出れず。最終はストレートでも諦めずにペダル踏み続けたが、キリルチェフに届かず2着。中石は準々決勝を勝ち上がれず、最終8位としてレースを終えた。
【決勝】
決勝まで勝ち上がったのは現在最強のスプリンター、ハリー・ラブレイセン(オランダ)と中南米のスピードスター、ニコラス・ポール(トリニダード・トバゴ)。レースは世界最強の実力を余すことなく見せたラブレイセンが1本目を先行、2本目を追い込みでポールを寄せ付けずに勝利し、今シーズンのワールドカップで初となるスプリントタイトルを獲得した(1戦目は出場無し、2戦目は太田海也に敗退)。
3位決定戦は地元のヒーロー、アジズルハスニ・アワンが大歓声の中でニキータ・キリルチェフを倒して得る結果となった。
男子スプリント リザルト
| 順位 | 選手名 | 所属 | |
| 1位 | ハリー・ラブレイセン | LAVREYSEN Harrie | オランダ |
| 2位 | ニコラス・ポール | PAUL Nicholas | トリニダード・トバゴ |
| 3位 | アジズルハスニ・アワン | AWANG Mohd Azizulhasni | マレーシア |
| 8位 | 中石湊 | 日本 | |
| 22位 | 高橋奏多 | 日本 |



