2026日4月17日に香港で『2026ワールドカップ第2戦』がいよいよ幕をあける。
開催を目前に控えるなか、日本代表のジェイソン・ニブレット短距離コーチ、ロス・マチェフスキー中長距離コーチに、それぞれの見どころを伺った。
短距離 ジェイソン・ニブレットコーチ
「ネガティブな経験が大きな学びに」ジェイソン・ニブレット短距離コーチ 大会直後インタビュー/2026ワールドカップ第1戦(オーストラリア・パース)
“未知数”のチームで、世界の強豪に挑む

ジェイソン・ニブレット短距離コーチ
Q:日本チームにとって、男子と女子のチームスプリントでの難しさは何だと思いますか?
難しい点というのは、各チームに新人が1人いるということですね。男子は高橋奏多。第2走を務めますが、ここまで競輪選手養成所にいたこともあり、あまり一緒に練習する時間がなかったんです。
同じことが今回からデビューする山田南にも言えます。彼女は第3走ですね。高橋と比べると、更に未知数と言えます。山田は陸上の三段跳びから転向してきたこともあり、まだまだ伸び盛りです。スタートに関しては、ちゃんとついていける自信はあります。その後は結果を待ってみてください。
Q:戦略的に将来を考えると良いことですね。
100%そう思います。というのも新たな2人は、これまで私たちの環境にあまりいなかったんです。HPD(ハイパフォーマンスディビジョン:競輪養成所候補生のうち世界で活躍できる素質がある選手の強化育成と発掘を行う育成グループ)にはいたのですが、私たちと一緒に過ごした時間はほとんどありません。
うまくいくことを願っていますが、正直なところどうなるかはわかりません。ここには強豪チームもたくさんいますから。世界の他のチームと比べてどうか、見ていきたいと思います。
Q:例えば、あなたがテレビの解説者だと考えてみてください。国際的な視点での今大会の注目ポイントと日本側の注目ポイントを挙げてみてください。
チームスプリントですね。まず男子では、イギリスチームがおそらく最大のライバル。1番の注目チームです。もちろん200メートルフライングタイムトライアルの世界記録を持つマシュー・リチャードソンがいますから、地球上で最も速い選手がチームにいるわけです。それに第1走がトゥルーマンで、第3走も速い。間違いなくチームスプリントで速いタイムを出すでしょう。
女子では、オランダに世界チャンピオンのヘティ・ファンデルワウがいます。イギリスも速いと思います。ここには世界選手権で相まみえるチームが揃っています。

前回大会ではチームスプリントに出場しなかったイギリス。リチャードソン率いる英国チームはどんな走りを見せるのか。
日本としての見どころだと、男子は太田海也を第3走に配置しました。彼が第3走を走るのは初めてです。良い走りをすることに期待しますが、明日のレースの結果を待ちたいと思います。
明日は男子チームスプリントは第1走に長迫吉拓、第2走に高橋奏多、第3走が太田海也です。
女子は、酒井亜樹と佐藤水菜、そして山田南の並びとなります。未知数なので、最終結果がどうなるかは正直わかりませんが、未来に向けてワールドカップでの経験を積んでくれればと思います。