予選〜準決勝

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【決勝】世界記録保持者との頂上決戦

女子史上最速、現在の世界記録保持者のエマ・フィヌカンとの対決となった決勝。

1本目、まずは佐藤が前、フィヌカンが後方で、お互いを見ながらゆっくりとレースが進んでいく。

1周目は徐々に佐藤が前でペースを上げていき、2周目に入るとさらにスピードアップしていく両者。

残り1周半でお互いが腰を上げて加速していくと、残り1周を前にバンク上部へ駆け上がったのはフィヌカン。

それに合わせるような形で佐藤も傾斜を駆け上がり、お互いが傾斜を利用しトップスピードで最終周回のスプリントへと突入。

第1コーナー、第2コーナーで外から並びかけるフィヌカンに対し、内で粘っていく佐藤。

前方をキープし粘り続ける佐藤だったが、わずかに最終ストレートで前に出たのはフィヌカン。

そこから佐藤も更に踏み込み距離を詰めていくが、車輪半分ほどの差でフィヌカンが先着。先に優勝へ王手をかけた。

2本目は佐藤が後方からのスタートとなりレースを取り返しにいくが、フィヌカンが佐藤を前に出させずに前を譲らず先着。ハイレベルなレース内容を見せた佐藤だったが、最終成績を2位として銀メダルを獲得した。

3位決定戦ではカナダのローリン・ジェネストとの対決をヘティ・ファンデルワウ(オランダ)が制し、銅メダルを獲得した。

女子スプリント リザルト

男子オムニアム,MEN'S Omnium,『2026ワールドカップ第2戦』香港,2026 UCI Track World Cup - Hong Kong, China
順位 選手名 所属
1位 エマ・フィヌカン FINUCANE Emma イギリス
2位 佐藤水菜 日本
3位 ヘティ・ファンデルワウ VAN DE WOUW Hetty オランダ

最終リザルトPDF

エマ・フィヌカン インタビュー

Q:おめでとうございます。今のお気持ちを聞かせてください。

今日は本当に厳しいレースでした。ワールドカップではスケジュールが非常に詰まっているのでレースの間の休息時間がほぼありません。だから今日に関しては、自分自身に集中することを心がけました。

自分のレースに集中し、できるだけ加速して最終周回に入れるように自分を導きました。それが今日勝てた要因だと考えています。

Q:決勝1本目のレースでは、最終ストレートに差し掛かったとき、佐藤水菜選手と並んでいました。1本目のレースは、2本目のレースにどのような影響を与えましたか?

1本目のレースは本当に、本当に接戦でした。コーナーでの攻防が厳しかったですが、上手く勝負を制することができたと思います。

そして2本目のレースでは、1度彼女に勝ったという自信を持てたことが大きかったです。そして先ほども言いましたが、2本目も自分のレースをすることに集中し、できる限り速度を上げて最終周回に入りました。そして今日この勝利を手にできたことを、とても誇りに思います。

Q:この金メダルは、今後のレースにどのように活きてきますか?

とても大きな意味があります。ワールドカップは本当に厳しい戦いです。今シーズン初の優勝で、来週末はマレーシアで第3戦に出場します。

展開が同じレースはありませんし、ワールドカップも毎回状況が違いますが、今日の勝利は大きな自信になります。今日学んだことを、今後のレースに活かしていきたいと思います。

佐藤水菜 インタビュー

Q:世界選手権並みのメンバーが揃った種目でした。今のお気持ちを聞かせてください。

苦手意識のあった準々決勝ではしっかりと気持ちを切り替えることができて勝利することができました。準決勝では2025年の世界選手権での雪辱を果たすことができ、順調に進むことができましたが、決勝ではやはり相手が強かったです。

3月のアジア選手権で技術面などのアドバイスをもらったことが、今回の結果に繋がっていると思います。チームにとても感謝しています。

Q:『2026ワールドカップ第1戦』で敗れたアンドルーズ選手との再戦となりました。

お互いどう動くか、そこからどう組み立てるかというところは毎レース変わっていくので、同じレースはできませんが、手応えのある勝ち方ができました。

Q:今大会のスプリントで最も自分を評価できる点は、どんな点ですか?

自分の課題だった準々決勝を勝ち上がることができ、続く準決勝でもインターバルが10分しかない中でも、ポーカーフェイスじゃないですが、疲れを見せないように駆け引きしたり、100%を出し切ることができました。

Q:決勝を終え、課題など新たに見えてきたものはありますか?

ジェイソンコーチからも『95%は良いレースだった、あと5%だ』と言われました。

技術的な部分もステップアップできていて、自分のレベルに対して良い結果も残せていると思います。さらに技術を磨いて、シンプルに加速力も付けていく必要があると考えています。

Q:10月の世界選手権に向けて、このスプリントでの結果と経験をどのように活かしていきたいですか?

チームスプリントもそうですが、スプリントでも『なんでエントリーしたんだろう』と後悔が押し寄せるぐらい脚も痛くなり、とても辛い1日になりました。

精神面は自分の課題だと感じていますし、世界選手権も怖いくらい不安がありますが、世界選手権のスプリントは2日間で実施されますし、1日で実施された今大会で銀メダルを獲れたことを自信と結果に繋げていきたいです。

最終日は女子ケイリン

3日目の4月19日の最終日には女子ケイリンが実施。佐藤と仲澤春香が出場予定。

スプリント表彰台のフィヌカンやファンデルワウほか、世界の強豪がエントリーしているケイリンにもご注目いただきたい。

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